台風で停電中の晩ご飯。玄関に置かれていたきのこで作ったのは「しめじの佃煮」/大正の献立 るり子の愛情レシピ⑤
公開日:2023/11/17
『大正の献立 るり子の愛情レシピ』(さかきしん/少年画報社)第5回【全6回】
モダンな時代の風が吹く大正時代。ある東京の借家で、つつましく暮らす夫婦がいました。かけだし小説家の柳沢総次郎と家庭を支える妻るり子の毎日の手作りご飯。生活は決して裕福ではなくても、だれよりも幸せであったかい食卓。そこには和食だけでなく、ハイカラな洋食も数多く並び、当時の献立が情緒豊かに描かれています。『大正の献立 るり子の愛情レシピ』は、読めば読むほどうるっとして泣きたくなる、しみじみグルメマンガです。