「信じるものがない人生は死に等しい」京に行く兄の初恋にやきもきする諾子/新版 超訳百人一首 うた恋い。3⑫
公開日:2023/11/23
『新版 超訳百人一首 うた恋い。3』(杉田圭:漫画、渡部泰明:監修/KADOKAWA)第6回【全7回】
現代でもカルタとして愛されている百人一首。藤原定家が選定したといわれる100首のなかには、在原業平や小野小町ら、時代を彩る歌人たちが恋を詠った和歌が43首も入っていました。31文字の和歌に込められたドラマチックな恋愛模様を超訳コミックで描いた『超訳百人一首 うた恋い。』が、令和完全版となって再登場です! 2010年の発売以来シリーズ累計87万部を超える人気作を満を持して復刻。百人一首に描かれた、絵巻物のようなみやびな時代の恋物語をお楽しみください。
和歌物語 一
42 ちぎりきな かたみにそでを しぼりつつ 末の松山 波こさじとは
〈清原元輔〉
清原元輔(きよはらのもとすけ)
三十六歌仙の一人。二番目の勅撰和歌集『後撰和歌集』を編纂した梨壺の五人の一人。36番の作者清原深養父の孫。62番の作者清少納言の父。
清原諾子(きよはらのなぎこ)
元輔の娘。後の清少納言。
清原致信(きよはらのむねのぶ)
元輔の息子。
末の松山(すえのまつやま)
致信の恋人。