ビジネスパーソン必携!『乱世を生き抜く! 水晶玉子の『キングダム』占い』で仕事運上昇の波に乗れ!
公開日:2023/12/23
もうすぐ年の瀬。仕事納めに向けて忙しい日々を過ごしながら、来年はどんな1年になるのか期待と不安が入り混じっているビジネスパーソンも多いのではないだろうか。そんなグッドタイミングで、気になるビジネス運を占う『乱世を生き抜く! 水晶玉子の『キングダム』占い』(原泰久:原作 、水晶玉子:著/集英社)が11月24日に発売となった。
オリエンタル占星術の27通りの宿(タイプ)を『キングダム』に登場する27人のキャラクターに当てはめて、性格分析やビジネスにおける相性の良し悪し、2033年までのビジネス運などを知ることができる。「王騎がもし新入社員だったら…!?」というインパクト大の帯が目印だ。
多くの人にとってもはや説明は不要だとは思うが、『キングダム』は中国大陸の春秋戦国時代を舞台に、天下の大将軍を目指す信と、中華統一を目指す嬴政の波瀾万丈な生涯を描く。集英社青年誌史上初めてコミックス累計1億部を突破した、モンスター級の大ヒットコミックである。
大迫力の戦闘シーン、胸を打つ人間ドラマ、二転三転する展開…そのどれもが『キングダム』の魅力であることに違いないが、それらが読者の心を熱くさせるのはキャラクターの強い求心力があってこそだ。
春秋戦国時代が舞台なだけあり、『キングダム』では数えられないほどの登場人物が躍動する。そしてそれぞれが強い信念を抱きながら、戦乱の世を駆け抜けていく。命を燃やし闘い続ける彼らの姿に、わたしたち読者はどうしようもなく惹きつけられてしまうのだ。敵・味方の区別なくキャラクターに惚れ込むファンが多いのも『キングダム』という作品の特徴だろう。
そんな魅力的な『キングダム』の登場人物たちになぞらえると、自分はどのタイプなんだろうか。考えるだけでもわくわくしてしまうのがこの『キングダム占い』なのである。
推しになれずとも、診断結果に納得!
調べ方はとても簡単。巻末にある生年月日表から自分の誕生日を見つけるだけ。そこにそれぞれの性格を表す宿(タイプ)の文字が書かれているので、あとは該当するキャラクターのページに戻り診断結果を楽しむ、という流れだ。
誕生日を探すのは骨が折れるぜ~という方には、本書に掲載されているQRコードからWEBで診断するのもおすすめ。スマホで誕生日を入力すれば自分の宿(タイプ)が表示される。ただし、表示される診断結果はWEB版の簡易なものとなるので、どのタイプか分かったら手元の書籍に戻るのを推奨したい。
筆者の生年月日は「亢宿」であった。ちなみに『キングダム』ではゴリゴリの楊端和推しである。強く美しく、カリスマ性に溢れた端和様のようになりたい…端和様タイプであれ…! と強く願いながらページをめくると、そこに書かれていたのは、なんと「信」! お目当てのタイプではなくて一瞬落胆したものの、超人気マンガの主人公と同じだなんて、なんだか鼻が高い。
診断結果のページでは、彼らが歩んできたストーリーや名言を参照しながら性格分析が行われ、それぞれのタイプがもつ特性や強み、弱みなど、なかなかのボリュームで綴られていく。「いくら同じタイプと言えど、主人公的な性格はしてないけどなぁ」と思いながらも、読み進めていくと「たしかに、そういうところあるかも」と妙に納得してしまった。ぼんやり感じていた自分の特徴が言語化されていくのが、とてもおもしろい。
ちなみに信タイプは「厳しいノルマや逆風の中でこそいきいきと燃える」と書かれている反面「愛想がなくとっつきにくい印象で人間関係を器用にこなせないタイプ」らしい。めちゃくちゃ信っぽいし、自分にも当てはまっていたので笑ってしまった。
夫を診断したところ、彼は「成蟜」タイプであった。壁タイプがよかったそうだが、診断結果に目を通せばやはり夫の性格と成蟜の個性が当てはまっていてこちらも驚いた。恐るべし『キングダム占い』…!
隣の人と盛り上がってほしい1冊
このように、『乱世を生き抜く! 水晶玉子の『キングダム』占い』は家族や職場の仲間と使っても間違いなく盛り上がる1冊に仕上がっている。『キングダム』未読勢にも「◯◯ってどんなキャラなの?」と、診断結果から作品に興味をもってもらえるかもしれない。ぜひ布教活動に役立ててもらいたい。
2033年までのビジネス運も書かれているので、今年来年だけで終わらず、あと10年は活用できる点が嬉しい。それぞれの性格同士の相性や向いている職業へのコメントも、仕事でガッツリ活用できそうだ。
キャラクター診断というのは、平成の「動物占い」の時代からなんとも楽しいものである。好きな作品ならなおさら、その世界に入り込んだような高揚感に浸れる。ぜひ年末年始には『乱世を生き抜く! 水晶玉子の『キングダム』占い』で楽しい時間を過ごしていただきたい。