『おさかなちゃん』新刊発売間近! 予約受付中 『0さい~3さい脳そだて おさかなちゃんと あはは!』(Gakken)

文芸・カルチャー

公開日:2023/12/2

《はじめて読むおはなし絵本》として定番! 大人気‼︎の『ちっちゃな おさかなちゃん』のシリーズ。ベルギーを代表する絵本作家ヒド・ファン・へネヒテン氏の作品に、日本独自のアレンジが加わり、65万部を超える大ヒットとなっています。

 翻訳書だったこのシリーズから、2022年に日本発案の乳幼児向け脳育絵本として誕生したのが、「0さい~3さい 脳そだて」のジャンル。
『ちっちゃな おさかなちゃん』の物語同様に、美しい黒い海や、ユニークでかわいい仲間たちの世界観はそのまま活かし、オリジナルに企画構成した脳育遊びが10個も楽しめる内容です。

「おへんじ」「まねっこ」「なぞる」「いろ」「みっけ」などをとりあげた第1弾『0さい~3さい脳そだて おさかなちゃんとあ~そ~ぼ!』は、発売後わずか1週間で初回入荷分を完売した書店があったほど!
「楽しく遊べるしかけがいっぱいですね。脳を刺激して、好奇心をはぐくむのにピッタリ!」
「2歳の孫がハマって、毎晩おやすみタイムのお決まりになりました」
「人間のいろんな可能性を感じてうれしくなった」
「物語と同じ海の仲間が登場していて楽しい!」
 など、たくさんの喜びの声が、編集部に寄せられました。

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0さい~3さい脳そだて おさかなちゃんと あはは!

作・企画・原案:古藤ゆず 絵:ヒド・ファン・ヘネヒテン 監修:茂木健一郎

出版社からの内容紹介

黒い海に映えるあざやか色。“はじめて読むお話絵本”として定番大人気の「おさかなちゃん」から、こちょこちょ、まねっこ、数える、たどるなどの、脳を育てる遊び心いっぱいの絵本が登場。クスクスあはは!と笑いながら、0~3さいの好奇心や創造力を育てる1冊です。人間の脳は3さいまでに土台の80%が完成するといわれています。親子で遊びながら“はじめての脳そだて”はいかがでしょう? 脳科学者、茂木健一郎監修。
茂木氏が脳科学の見地から解説したリーフレットつき。ウラ面では、企画者の古藤ゆず氏が本書を使って「脳そだてあそび」を楽しむコツを具体的に教えます!

【脳科学者 茂木健一郎×おさかなちゃん⇒乳幼児の脳育!】
黒い海は可能性をはぐくむ宇宙… ベルギー発 人気絵本の世界で 脳すくすく!
脳科学の見地でみると、0さい~3さいは〝天才〟となる可能性や夢を広げられる、とっても大切な時期なのです。
本書には、おはなしの世界から生まれた、黒い美しい海を舞台に、おうちでちょこっとした時間にできる脳そだてあそびがいっぱい!

【脳科学者 茂木健一郎氏の言葉より】
本書の監修時にとびだした言葉をいくつか、ご紹介しましょう。

「こどもにとって、絵本のページには、百科事典ほどの発見と学びがつまっている」
・・・「おさかなちゃん」の絵本は、おとなの脳で見ると、一見シンプルで情報量が少ないように感じるかもしれない。だけど、海の仲間の体の模様の違いだって、文字や泡の形や色だって、こどもの脳には、ひとつひとつが不思議で、おもしろいものとして映るよ。

「笑ってリラックスしたとき、学びがはじまる」
・・・こわがったり泣いたり警戒モードのときは、学びどころではないはず。機嫌がいいときにしか働かない、脳の回路もあるんだ。

「笑うことで、記憶力をになう海馬の活性化にもつながる」
・・・人が笑うと、脳の中では扁桃体という感情をつかさどる器官や、記憶の中枢である海馬という器官が活発に働くよ。

「絵本の読み聞かせは、最強の学習」
・・・だからといって、読み方に正解はない。こどもにとって読み聞かせは、読み手の個性に出会うライブのようなもの。

「人間の脳に限界はない」
・・・笑顔で大好きな時間をすごす先に、こどもにもおとなにも、脳の成長がある。

茂木氏の言葉は、裏表紙や、解説リーフレットでご紹介しています。

 

笑いで脳そだて⁉︎ 笑ってリラックスしたとき、学びが始まる――!

 さて、第1弾から約1年の時を経て、今回登場する新作『0さい~3さい脳そだて おさかなちゃんと あはは!』は、書名のとおり「笑い」がテーマ。表紙や中ページには、クスクスあはは!と笑ってしまう要素が満載です。

▲カバーをはずした表紙(上)と裏表紙(下)。読むときは、カバーをはずすと扱いやすくなる。

 本にかけられたカバーをはずすと…、主人公のおさかなちゃんと海の仲間が、みんなで「あはは!」と笑っている表紙が現れます。裏表紙まで楽しそうな雰囲気にほっこり♪

▲「くすぐる」のページ
▲「おおきい」のページ

 

 なんとびっくり! 次のページでは、お友だちがぼ~んと巨大化‼︎
 前のページと交互に見ながら「ちいさいね」「おおきいね」と遊んでみるのも、盛り上がります。「大きい」「小さい」の感覚も自然に身につきそう!

 巨大化したお友だちを、さらに、こちょこちょ こちょとくすぐって、「こちょりんこ~っ!」と、呪文をとなえてみたら…?

 ちょっと意外、思わず「あはは!」と笑ってしまう続きは、本書で。

…こんな感じで、「かぞえる」「ならぶ」「ぎゅうぎゅう」「たどる」「かくれんぼ」など、10個の「あはは!」な遊びが楽しめます。

 

監修は、脳科学者 茂木健一郎氏!

▲脳科学者 茂木健一郎

 

 本書の監修を担当したのは、脳科学者の茂木健一郎氏。
 東京大学理学部・法学部の2学部を卒業し、東京大学大学院理学系研究科博士課程修了の経歴を持つ茂木氏は、幼少期には、2つ下の妹と絵本でおうちを作って「おかしの家ごっこ」ができるほど、たくさんの絵本に囲まれた環境だったそう!

 茂木氏によると、『おさかなちゃん』シリーズの舞台である「黒い海」は、「胎内環境」にも近く、幼いこどもが親しみやすい場所。また、黒い背景色は、視覚回路において、海の仲間たちの「生命の色」をかがやかせるとのこと。何ともロマンチックです。

 そして、今回のテーマである「笑う」という行為は、実は学びにおいて、とても大切なことなのだそうです。

【茂木氏の言葉より】

0さい~3さい脳そだて おさかなちゃんと あはは!

作・企画・原案:古藤ゆず 絵:ヒド・ファン・ヘネヒテン 監修:茂木健一郎

上機嫌な状態こそが、学びのスタートライン

 人が笑うと、脳内では、感情をつかさどる扁桃体(へんとうたい)という器官や、記憶の中枢である海馬(かいば)という器官の働きが活発になります。さらに、不安をやわらげるドーパミンや、神経を落ち着かせるエンドルフィンなども分泌され、体がリラックスした状態になります。この上機嫌の状態こそが、学びの大事なスタートラインです。

 楽しんでいる状態のとき、人間は集中力や記憶力がアップするといわれています。こどもがじ~っと絵をみているとき、脳内ではどんどん変化が起きているのです。
 逆に、ピリピリしている大人を前にして恐れているような緊張状態や、何かが気に入らなくて泣いているような状態、いやがっている警戒モードのときには、学びどころではありません。
 楽しんでいるときにしか働かない、脳の回路もあるのです。

▲「ならぶ」のページ。お友だちを指でポンポン押さえながら「1、2…」と数えたり「ぽ・わ・ぽ・わ・ぽ」と言ってみたり。興味をひきだすくふうがいっぱい!

 

体性感覚が言葉の習得を深める

 たとえば、「くすぐる」のページを見て、体のくすぐりっこをしてみたり、「ぎゅうぎゅう」のページを見ながら、ぎゅうっと抱きしめられたりするとき、こどもは「くすぐったい」刺激を感じたり、「ぎゅうっと」くっつく感覚を知ったりし、自然に「うれしい」「楽しい」という感情がわいてきます。
 ふれあう体性感覚が視覚や聴覚の情報と結びついたとき、こどもは言葉を獲得し、場面の意味を理解していくのです。

 いっしょに遊びながら脳をそだてられる絵本は、はじめての学びに、とても向いているツールだと思います。

▲「ぎゅうぎゅう」のページ。「ぎゅう」の意味合いを発展させて、ぎゅうっと抱きしめる遊びをするのも楽しい!

 

――茂木氏によると、人間の脳は3歳までに土台の80%が完成するといわれているそう。
 まさに“天才”となる好奇心をはぐくむこの時期に、大人もこどもも絵本で遊んで「あはは!」と笑うひとときを、そしてゆるくてぬくもりのある“はじめての脳そだて”を体験してみては、いかがでしょうか。

 本書の発売に先がけ、全国の書店やネット書店で販売中です!

0さい~3さい脳そだて おさかなちゃんと あはは!

作・企画・原案:古藤ゆず 絵:ヒド・ファン・ヘネヒテン 監修:茂木健一郎