特別な能力がなくてもOK! カードつきで今すぐ始められる『タロット占いの教科書』を試してみた。結果は…!?
PR 更新日:2024/11/26
世の中が大きく変わった2023年。どんな1年でしたか? なんだか不安になり、私のように占い師に聞いてみたい、なんてこともあったのではないでしょうか。そこで新しい1年のスタートに向けて、タロットカード・解説書がセットになっていてすぐ始められる、『タロット占いの教科書』(賢龍雅人/新星出版社)を試してみました!
そもそもタロットカードとは?
占いにはいくつか種類があり、タロット占いは、偶然の結果から吉凶・成り行きを占う「卜占」(ぼくせん)に分類されます。現在のタロットカードの原型が生まれたとされるのは15世紀前半のイタリア・ミラノ。ヴィスコンティ家という貴族の家から誕生したそうです。それから数百年、タロットは世界中で占われてきました。
私には霊感がないから占いなんて、と思うかもしれません。著者によるとカードというのはあくまで道具にすぎないのだとか。「特別な能力がないから」と気負う必要はないと言います。
占術のメソッドに則り、象徴を解釈し、その意味をお伝えするのが占い師の仕事です。
つまり、メソッド、カードの読み方さえ理解すればある程度は誰でもできるものです。基本的にタロットは、どんなことでも占えます。ただし、質問が具体的でなければならないそうです。
タロットカード占いをやったことがなくても、「塔」「吊るされた男」などは、テレビやマンガで聞いたことがあるでしょう。私たちがよくイメージするタロットは「大アルカナ」と呼ばれる22枚のカード。これは質問の答えの要となるカードだそうです。さらに小アルカナと言われる56枚のカードがあります。これは、ワンド、ソード、カップ、ペンタクルの4つのスート(要素)があり、さらに1から10までの数字が振られたカード、人物が描かれた4枚のカードに分けられます。著者のリーディングでは、小アルカナは補足的に使うとのことです。ゲーム用のカードが基になっているだけあって、少しトランプに似ていますね。
カードが付属しているからすぐに始められる
セクション2は大アルカナの解説、セクション3では小アルカナの解説と続きます。わかりやすく、なおかつイメージしやすい書き方で解説されているので、タロットカード初心者の方も安心。カードの意味を「読み取って、占う」練習がしやすいのではないでしょうか。
ちなみに、
占いは決断をするうえでの後押しや、不安解消のための手段に過ぎません。占いに心酔して人生の決断のすべてを占い任せにしてしまっては、大切なものを見失います。
とのことですので、気軽に、楽しく始めてみるのがおすすめです。
教科書を参考に実際にトライ! 意外と簡単
カードの意味を覚えたら、いよいよ占いに挑戦です。セクション4では、ワンオラクル(一番簡単な、カードを1枚だけ引く占い方)から、時間軸で解釈できるスリーカード、多角的な視点で占えるヘキサグラム、問題や質問を深く掘り下げ、様々な悩みに対応できるケルト十字など、8つのカードの並べ方が載っています。7枚のカードを六芒星のかたちに並べたヘキサグラムは、プロの占い師に占ってもらったとき、見たことがある人もいるかもしれません。ちなみに、賢龍雅人先生が最もよく使っているスプレッド(並べ方)は、ケルト十字だそうです。
私も早速トライしてみました。カードを丁寧にシャッフル。手順通りにやってみましたが……不思議なことにカードが偏りました。本書のカードは、小アルカナが4つのスートに色分けされているので、パッと見て、カップ=感情のカードが多いことが一目でわかります。
ヘキサグラムでは位置によって「現在」「未来」「環境」「無意識」「方法」「結論」という要素を読みます。私の場合、結論にあたるカードは「女帝」でした。このカードは豊かさを意味するのですが、成長を見守る、人を育てるといった意味もあります。不思議なことに他の位置にも似たような意味のカードが登場しています。人間関係が大きく変化した1年でしたので、興味深い結果でした。
占いを試していたところ、家族に健康を見てほしいと言われたので、スリーカードにもトライしてみました。結果はこちら。
スリーカードは左から「過去」「現在」「未来」を示します。実は家族は大病したばかりで、なかなか象徴的なカードが登場しました。人によってカードの読み方はそれぞれです。こうかな?と考えるのも興味深い時間でした!
タロットカードは楽しく、あなたの悩みが軽くなるかも?
カードの基本的な意味から、本格的な「一人占い指導」まで網羅した1冊。188~189ページにある小物カード(コートカード)だけでできる相性占いは、恋愛以外にもあらゆる関係性を占うことができて、すごく使えそう!
ちょっと興味がある、始めたいという人から、本格的にやりたい・極めたい人まで、どちらにもぴったりです。まさに「教科書」!
タロットカードを占う時間は、ちょっと難しくとも楽しいものです。先程引用したように、占いに依存するのは良くありませんが、きっとあなたの心を軽くし、未来へのヒントを得る手助けをしてくれることでしょう。
文=宇野なおみ
新星出版社のライフマガジン『Fun-life!』
https://fun-life-shinsei.com/