2024年は辰年! 竜&ドラゴンの絵本(2023年12月 新刊&おすすめ絵本)

文芸・カルチャー

公開日:2023/12/26

2024年は辰年。十二支の動物たちの中で「たつ(龍・竜)」だけが唯一、架空の生きものです。なぜ「たつ」だけ……とふしぎな思いは残りますが、辰年は、天高く昇っていく竜のイメージから、運気や景気が上がるとも言われているそうです。

そこで、今回は辰年にちなんで、竜やドラゴンが登場する絵本をご紹介します。

とっても気が弱かったり、タコスが大好きだったりイメージとちょっと違った姿に親しみがわくおはなしばかり。地球や人々を守るために暗闇の女王と闘う竜の物語。人気絵本画家による繊細でやさしい絵がストーリー世界に調和した、浜田廣介の名作。

さまざまな表情の竜に出会える本に、子どもたちの空想も大きく膨らむことでしょう。

2024年、竜のように上を向いて進んでいけますようにーー辰年の絵本を新年初めの一冊としても、ぜひ!

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龍なのに気が弱く沼の底で息を殺して暮らす三太郎。ある夜、村人に見つかって……田島征三さんが迫力とユーモアたっぷりに描く『龍』

作:今江祥智 絵:田島征三

出版社からの内容紹介

三太郎は龍のくせに気がよわく、いつも沼の底でとぐろを巻いて、息を殺している。ところが、ある夜、ふとしたことから村人に見つかってしまい、村は大騒ぎに……。神様にまつりあげられた龍の、なんともユニークなお話を、迫力ある絵でいきいきと描いた作品です。

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大きな穴から『でたでたでた』力士、歌舞伎役者、おばけまで!? インパクトある絵と、落ちたり出てきたり穴の構図をいかした縦開きが楽しい絵本

でたでたでた

作:りとうようい

出版社からの内容紹介

穴に落ちる、穴から出てくる構図を生かした縦開きの絵本です。
色鮮やかでインパクトのある絵と、独特の描き文字がふしぎな世界を彩ります。

りとうよういさんからのメッセージ

このお話は、どこか人知れぬ山奥で、夜な夜な、繰り広げられている様子で。
ガイコツやらお化けやら出てくるけれど、それは、てんで怖くなくて、それなら、しばらく覗いて見ても良いかな、と思います。

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全世界で大ヒット『ドラゴンはタコスがだいすき』だからパーティーに招待するならタコスをたくさん用意しないと!コミカルな設定&リズミカルな語りが楽しい絵本

ドラゴンはタコスがだいすき

作:アダム・ルービン 絵:ダニエル・サルミエリ 訳:大浜千尋

出版社からの内容紹介

ドラゴンをタコスパーティーに招待したら?クセになる面白さで全米発行部数100万部超!
ドラゴンはタコスが大好き。だからドラゴンをパーティーに招待したいなら、タコスをたくさん用意しないとね……。なんともおかしな設定から起こるドラゴンたちの、どたばた劇。コミカルな設定とリズミカルな語り口が大評判となり、アメリカでは、2012年の発売以来、NYタイムズベストセラーリストに7年連続ランクイン!累計発行部数が約100万部に達するほど爆発的に大ヒットしています。

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人間から優しい言葉をかけられたことのない“りゅう”。ただ一人の子どもだけは……浜田廣介の名作世界を植田真さんが繊細に描く『りゅうの目のなみだ』

りゅうの目のなみだ

作:浜田廣介 絵:植田真

出版社からの内容紹介

やさしさの本質を語る、美しく感動的な一篇。
“これまで、ただの一度も人間からやさしい言葉をかけてもらったことがない”りゅうが、偏見のないやさしい子どものことばに流す滂沱の涙…。感動の古典を植田真氏が繊細なタッチで描きあげます。

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世界に起きている異変、愛する人たちや美しい地球を守るため立ち上がった龍の子と少年の物語。高円宮妃久子妃殿下原案『龍の子ケンとリン』

龍の子ケンとリン

作:大阪芸術大学 絵本制作グループ 原案・監修:高円宮久子

出版社からの内容紹介

地球環境をこわす生きもの。それはすぐれた頭脳を持っているが欲張りな人間。欲望の種を植え、やがて人間が自分たちの手でほろびるようにしようとする暗闇の女王デレーガ。龍の子は、デレーガの島に渡ります。

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【動画公開中】冬をあたたかく過ごす一冊 絵本・児童書

文:竹原雅子 編集:木村春子