書店店舗数・書店の利用客数が漸減していく中、書店への来客の回復を図り、出版界の活性化の一助となるべく、書店で開催されるイベント・催事・フェアを告知するポータルサイト『ブックイベントナビ』が、日本書籍出版協会により2023年12月1日に開設された。

『ブックイベントナビ』とは、全国の書店で開催される、展示会、ポップアップストア、トークショー、サイン会、フェアなどさまざまな催し物を検索できるサイト。現在地情報から、近隣の書店のイベントを調べたり、興味のある書籍・作家に関連した書店イベントを検索したりすることができる。

ブックイベントナビの活用方法

書店員が直接イベント情報を投稿・編集できるため、書店は自社のイベント情報の発信に役立てるのにぴったり。自社でホームページを持っていない、拡散力に課題を感じる、より広くイベントへの集客を図りたい書店の方々のツールとして活用できる。ブックイベントナビのURLを、別サイトやSNS、チラシに記載し、サイトへ登録したイベント情報に誘導することも可能だ。

また、SNSを活用したイベント情報の拡散も開始する予定。X(旧Twitter)では、イベント情報の発信を毎日投稿、TikTokではインフルエンサーを活用した、読書や書店をより身近に感じられるコンテンツを創出し、若年層の潜在書店ユーザーの掘り起こしへ取り組む。ブックイベントナビに登録したイベントへ、起用タレントが実際にレポートへ伺うなど、直接の来客誘導も予定している。

イベント情報登録書店を受付中

サイトへの掲載は、ユーザー登録をした書店のみに限られる。また、現在のところ、ユーザー登録が可能な書店は、共有書店コードを所持している書店のみに限定される。ユーザー登録フォームに必要情報を記入すると、3営業日以内にフォームへ記入したメールアドレスへ、ユーザー登録のためのURLと登録方法のマニュアルが送られる。マニュアルに沿って必要情報を登録すると、仮登録完了通知のメールが届く。メールに記載されたURLをクリックし、本登録を完了。本登録完了後は、自由にイベント情報を登録・編集することができる。

今回のポータルサイトリリースについて担当者に話を聞いてみました。

「(今回のポータルサイトの狙いは？)書店店舗数・書店の利用客数が漸減していく中、書店への来客の回復を図り、出版界の活性化の一助となるべく、書店で開催されるイベント・催事・フェアを告知するポータルサイトを開設しました。普段から書店を利用する方はもちろん、あまり書店へ足を運ぶことのない方も、書店へ足を運ぶきっかけとなるサイトを目指しています」

「(今回のポータルサイトのイチオシは？)書店のご担当者が直接投稿、編集を行うことができるシステムとなっております。大規模書店の大きなイベントはもとより、小規模書店のイベントや、小さなフェアも告知することができ、ユーザーの方も、書店の枠を超えてイベントの検索ができ、普段目に留まりにくいイベント情報にアクセスすることができます」

「(ユーザーへのメッセージ)ブックイベントナビをご覧いただき、皆様の街の書店へぜひ足を運んでみてください！きっと、想像していなかった本との出会いや楽しみが本屋さんにあるかもしれません。書店の方は、ぜひお気軽に自社のイベントをご登録頂ければと思います」

※共有書店コードは、（一社)日本出版インフラセンターの書店マスタ管理センターで登録されている6桁の数字。自社の共有書店コードは下記より確認できます。
（書店マスタ管理センター)：https://www.jpoksmaster.jp/Search/frmSearch.aspx

※共有書店コードをまだ取得されていない書店の皆様は、下記お問合せより取得方法についてお問合せ可能（取得は無料)。
（お問合せ)https://www.jpoksmaster.jp/Info/frmContact.aspx
（共有書店コードとは？)https://jpo.or.jp/topics/2020/03/post-40.html

BookEventNavi（ブックイベントナビ)：https://bookeventnavi.com
TikTokアカウント：https://www.tiktok.com/@bookeventnavi
X（旧Twitter)アカウント：https://twitter.com/bookeventnavi
ユーザー登録フォーム：https://forms.gle/dX893cHpsg2Bw3aF8