「いつか私のことも忘れる…?」夫の病状について、医師から説明を受けると――/夫がわたしを忘れる日まで⑧
更新日:2024/1/15
『夫がわたしを忘れる日まで』(吉田いらこ :著/KADOKAWA)第8回【全19回】
夫・翔太の物忘れが増えたと感じる佐藤彩。最初はあまり気に留めていなかったけれど、決定的な出来事が起きたため病院へ連れていくことに。そこで医師から言い渡されたのは「若年性認知症」という残酷な宣告だった。「若年性認知症」はいずれ時間や場所の感覚がなくなり、家族の顔でさえわからなくなる病。なんとか前を向こうとする彩だったが、病状が徐々に悪化するにつれて夫は知らない一面を見せるようになっていき―――。若年性認知症と向き合う家族の3年間を描いた闘病セミフィクションです。
若年性認知症