“自然に痩せる力”を手に入れるコツがあった!? 話題の書籍のダイエット方法をやってみた。気になる効果は…?
PR 公開日:2024/1/10
「正月太り」という言葉があるように、イベントも多い上に寒さで体を動かすのが億劫になる冬。そうでなくとも万年ダイエッターの私ですが、特にこの時期は体の重さが気になります。
そこで挑戦してみたのが『自然やせ力 運動オタクが運動やめたら−10kg! やせ細胞を120%呼び覚ます養生』(Elly:著、山本竜隆:監修、水口めい:イラスト/Gakken)。
なぜ数あるダイエット本の中からこの本を手に取ったかというと、冒頭にある「これまでのダイエットがうまくいかなかったのは『頑張るのは自分だ』と思っていたから。本当に頑張るべきなのはあなたの細胞・血液・内臓・神経などであり、あなたはそれらを正しく動かす“名プロデューサー”であるべき」という趣旨の記述が気になったから。名プロデューサーになれば、「自然やせ力」を自分の体から引き出すことができるというのが本書。そしてそのための養生のコツ、しかも自分のライフスタイルに合わせて選べて簡単に実行できるコツが82個も紹介されているのです。
本書ではまず、いくつかの質問に答えながら、自分のタイプを診断
私はTYPE5の「瘀血」という血液に老廃物が多いタイプでした。82のコツは、どのタイプにおすすめかも書いてあるので、自分のタイプに合ったコツを選びます。私は「#1『12時間の空腹』で消化器官をメンテナンス」と「#70 昼やるお勧めの運動」をやってみることにしました。
#1は「夜から朝にかけて12~16時間食事をしない」というもの。
なぜこれを選んだかというと、現在小さい子どもがいるため夕食は18時、その後も子どもと早めに寝てしまうことが多いため、ストレスなく実行できそうだと思ったからです。これまではたまに起きられた時にお菓子を食べたり、小腹が減って寝る直前にチョコレートをつまんだりしていたのですが、それは我慢。無糖の飲み物はOKなので、夜起きた時は紅茶や具なしの味噌汁(というか夕飯の味噌汁の残り)を飲んだりしました。具なしの味噌汁は初めて試してみましたが、空腹の時に飲むと思ったより満足感あり。おかげで「お腹が減って眠れない…!」ということもありませんでした。
続けて5日後くらいから、消化器官が休まる時間ができたおかげか体の中がすっきりした感覚がありました。もともと胃が弱く、夜におやつを食べてしまうと翌朝胃もたれすることも多かったので、それがなくなったのも嬉しい効果です。
「#70 昼やるお勧めの運動」は、血糖値を安定させ脂肪をためないように食後に大きな筋肉のストレッチや、10~30分のウォーキングを行うというもの。
私は在宅勤務なので、いつも朝子どもを送ったついでに自転車で行っていた買い物を昼食後に変更。スーパーまで徒歩10分、買い物中も含めてちょうど30分くらいのウォーキングをしてみました。目的があるので「行きたくないなぁ」と思うこともなく、むしろ座り仕事中のいい気分転換に。いつも午後は肩や腰が痛くなっていたのですが、途中で運動を挟んだからか症状がかなり楽になりました。これも本書でいうベストな体の状態=中庸に近づいているからかも! また昼食後、つい口寂しくて追加で何か食べたり、甘いものを飲んだりしていたのですが、食後すぐに外出することでだらだら食べるのを防げたこともダイエットに繋がりました。
今回は基本在宅&子持ちの私がストレスなく続けられる方法をチョイスしてみましたが、どんなライフスタイルの人でも自分に合った方法が見つかるレパートリーの広さが本書の魅力。例えば自炊が多い人には特定の食材を使う方法や置き換える方法。外食が多い人にはメニュー選びの時に取り入れられそうな肉・野菜・魚の配分についてなど、あらゆるコツが紹介されています。また、「自然やせ力」とは体の巡りがいい状態を指すため、メンタルの不調や生理痛、頭痛など心身の問題を解決するためのコツが紹介されているのも本書の特徴です。
自分に合った方法をいくつか取り入れてみれば、日常の中にストレスなく取り入れられて、心身の健康にも近づけそう。やってみない手はありません!
文=原智香