「この不調は更年期の症状? それとも何かの病気?」体の変化に備えるために、マンガでわかる「男女の更年期」の向き合い方
PR 公開日:2024/1/22
多くの女性には、ホルモンバランスの変化によって、体に不調を感じた経験があるのではないだろうか。ホルモンは、月経周期やライフステージによって分泌量の変動が大きい。特に、年を重ねた時、一番大きな変化が訪れるのは、更年期だ。「最近月経が不規則だし、体が火照ったり、イライラしたりするけど、もしかして……」と悩んでいる人がいれば、「更年期なんてまだまだ先」「老化をつきつけられるようで考えたくない」という人もいるだろう。だが、どんな女性にだって更年期は必ず訪れる。さらには、近年、女性のみならず、男性の更年期も注目されるようになってきた。更年期とはどういうものなのか、つらい症状が現れた時、どう対処すればいいのか。それは、自分のため、そして、パートナーのために、すべての人が知っておくべき知識だろう。
そんな更年期を理解するためにオススメなのが『マンガでわかる!男女で知っておきたい更年期』(佐々木春明・甲賀かをり:監修、下地のり子:漫画/主婦の友社)。男女の更年期のメカニズムと具体的な対策をわかりやすく教えてくれる1冊だ。マンガやイラストが多用され読みやすいうえに、項目別に解説されているから、どこから読んでもすぐに役に立てることができるだろう。
そもそも女性にとっての更年期とは、閉経前後の10年間のこと。更年期になると、女性の体に大切な働きをしている女性ホルモンであるエストロゲンは乱高下を繰り返しながら減少していく。この急激な変化によって、現れる不調が、更年期症状と呼ばれ、異常な発汗、ほてり、頭痛、イライラや不安感、冷え、むくみ、不正出血など、さまざまな症状があるそうだ。更年期といえば、この辛い症状をイメージするだろうが、症状が現れない人もいるらしい。だが、その一方で、約6割の人は更年期症状を感じ、そのうち、約3割は、日常生活に支障をきたすほどなのだという。
「更年期が『閉経前後10年間』を指すってことは、いつ更年期に入ったかは閉経するまでわからないってこと?」「自分の不調が更年期症状なのか、更年期とは関係のない体調不良なのか、どうやって判断すればいいの?」「症状が出たら、耐え凌ぐしかないの?」「病院に行くのはちょっと怖いのだけど……」。この本はそんな疑問や不安に優しく寄り添ってくれる。更年期に入ったかどうかの最もわかりやすいサインは、月経の変化であること。不調を感じたら、婦人科に相談すれば、検査の上、健康維持に必要な最小限のホルモンを追加する「ホルモン補充療法(HRT)」が受けられること。「ホルモン補充」というと、少し怖く感じてしまうかもしれないが、HRTで補充するエストロゲン量は低用量ピルよりもずっと少なく、たくさんのメリットがあること。漢方やサプリメントとの併用も可能であること。——知っているのと知らないのとでは大違いだ。更年期を正しく知れば、そのイメージはガラリと変わる。この本を読めば読むほど、更年期に対する不安が減っていくのを感じるだろう。
また、本書は、男性の更年期についての記載も充実している。この本をパートナーと一緒に読めば、お互いの変化をより深く理解するきっかけにもなるはず。あなたも、この本を読んで、心身のメンテナンス法を知り、これからの体の変化に備えてみませんか。
文=アサトーミナミ