個人向け本の要約サービス「Summary ONLINE」がリリース!新しい読書のかたちで出版業界に追い風を

文芸・カルチャー

更新日:2024/1/19

近年、時短読書として注目を集め利用者が急増している本の要約サービス。国内のある人気要約サービスの利用者数は累計110万人を突破するほどに達する(2023年9月時点)。福利厚生として導入している法人も多いが、一方で個人が利用するには料金体系や冊数制限などのハードルが高いのが現状だ。そこで、合同会社Summaryより2024年1月1日にリリースされた個人向け本の要約サービス「Summary ONLINE(サマリーオンライン)」に注目してみたい。

Summary ONLINE

Summary ONLINEとは?

Summary ONLINEは、ビジネス書や自己啓発本、子育てやテクノロジー、お金や生活など、さまざまなジャンルの本の要約を1冊5分程度で読むことができるサービス。リリース時(2024年1月1日)の冊数は300冊以上、毎月10冊以上の要約が追加される。ユーザーは時短読書を楽しむことはもちろん、本の大体の内容を知ることでミスマッチなく本を購入することができる。

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特徴1 利用しやすい料金体系

7日間の無料体験後、月額500円(税抜)ですべての要約を閲覧可能。月額払いでいつでも解約可能なため、個人ユーザーも気軽に利用できる。

特徴2 著者・出版社お墨付きの要約

すべての要約は、ライターが実際に本を読んで執筆し、著者・出版社の許諾を得て掲載している。ユーザーは質の高い要約を、いつでも自身のスマートフォンやタブレットから読むことができる。

特徴3 シンプルかつ充実した機能

・要約をリクエストできる、リクエスト機能
・お気に入りの本を登録できる、本棚機能
・要約を音声で聞ける、音声機能(音声機能は今後実装予定)

Summary ONLINE

要約で内容を理解してしまえば本を買う必要がなくなるため、一見出版社や書店が警戒しそうなサービスだが、実際はそうではない。Summary ONLINEは、本が消費者の目に触れる機会を増やし、ミスマッチを失くすことで本の購入にも繋がる。電子書籍の普及などで右肩下がりの状況を抜け出しつつある出版業界にとって、今後追い風となるサービスになりそうだ。

■個人向け本の要約サービス「Summary ONLINE(サマリーオンライン)」:
https://www.summary-s.online/