『三島屋変調百物語2』(宮本福助:漫画、宮部みゆき:原作/KADOKAWA)第9回【全10回】
恐ろしきは怪奇か、人か――。ある事件を境に、他人に心を閉ざした17歳のおちか。叔父夫婦が江戸で営む袋物屋「三島屋」に訳あって身を寄せる彼女は、黙々と働くことで日々をやり過ごしていた。だがある日、叔父から客の対応を急遽任される。おちかが任された仕事は客の物語の聞き手になるという役目で…。客が語る百物語はおちかに何をもたらすのか――? 宮部みゆき原作! 切なくて恐ろしい江戸怪奇譚『三島屋変調百物語』(1~2巻)をお楽しみください。今回は第2巻より【第五話】凶宅<中編>を5回にわけてお届けします。