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アザラシ

1日9266円

海辺に住んで漂着を待つ！
餌代は1カ月で7万5000円以上

⬥ アザラシ科（学名：Phocidae）
⬥ 主な生息地域：北極圏から熱帯、南極圏までの幅広い海域
⬥ サイズ：体長約140～約440cm　体重50～3700kg
⬥ 食性：肉食。大型プランクトンや小型魚類を食べる
⬥ 特徴：体重50kgのワモンアザラシから、3700kgに及ぶミナミゾウアザラシまで種類により体格が大きく異なる。ホッキョクグマの主食

◆海のそばの家で待つ

　日本近海には、ゴマフアザラシ、ワモンアザラシ、ゼニガタアザラシ、クラカケアザラシ、アゴヒゲアザラシの5種が生息しています。古くからアザラシ猟が行われてきましたが、今は禁止されています。

　しかしながら、必要があると認められた場合などには、捕獲や保護をすることができます。過去にアザラシが漂着した土地や回遊ルートに近い海岸をリサーチして、そこに家を建てたり借りたりして住み、アザラシの漂着を待ちましょう。過去にキタゾウアザラシが漂着した山形県鶴岡市で、月8万円ぐらいで好みに合ったマンションを借りることにします。

　許可申請の手続きは煩雑で、手数料や書類代などがかかります。アザラシの個人飼育に許可が出ることはまずないでしょうが、これは空想なので、楽しく続けます。

◆プールに海水を入れる

　アザラシは陸上でも活動しますが、水中で過ごす時間が長いので、プールが必要です。1部屋をプール専用スペースにしましょう。プールのサイズは縦横各2メートル、深さ2メートル。地元の工務店などに依頼して、数百万円で造ってもらえると仮定します。

　プールに海水を運ぶ時間を短縮できるのが、海のそばに住む利点です。ただし、プールに投入する前に、消毒薬などを使って必ず消毒します。水族館では高度なろ過システムが整備されていますが、個人飼育なら手作業で水の入れ替えをしなければなりません。かといって、全量入れ替えると水質が激変してしまうので、毎日ちょっとずつ交換します。ウンチやオシッコで汚れるので、24時間体制で水の消毒と入れ替えを行うことになりそうです。これは重労働です。

　餌代もかかるので、消毒液や清掃用品などは月3万円に収めます。

◆夏は暑さ対策を

　アザラシは日本にも生息しているので、特別な空調は必要ありません。しかし、最近の夏の暑さには対策が必要です。プールの水は、できれば冷やしたほうがいいでしょう。

　年1回の換毛時にはエネルギーを消費するので、夏に暑すぎると体の負担が大きくなってしまい、注意が必要です。

◆餌代は1カ月で7万5000円

　アザラシの主食は魚類です。水族館では、サバ、イワシ、シシャモなどを与えています。

　季節の魚を1キロあたり500円と換算し、アザラシが1日に5キロ食べるとしたら2500円、1カ月で7万5000円以上かかります。食費は高額ですが、咀嚼せずに魚を丸飲みする豪快な食べ方は最高で、いつまでも見ていたくなるほどの愛おしさです。

「ズバリ推測」月間家計簿

1カ月27万8000円
（1日9266円）

＜第2回に続く＞

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