人気お笑いコンビの「トム・ブラウン」が、2024年5月から6月にかけて単独ライブツアーを開催する。愛知、北海道、大阪、福岡、東京の5都市で行われる今回のライブ、その気になるタイトルは「たろう7」だ。

　これまで「がちょん◯郎（◯の中は数字）」と題して、単独ライブを披露してきたトム・ブラウン。開催地は主に東京や2人の出身地である北海道などを選んできたが、今回は“15年に1度”しかやらないという東名阪福岡北海道ツアーを行う。

　先行予約分のチケットはすでに完売し、追加公演も決定した。

　ところでタイトルになっている「たろう」を見て、お笑いフリークの人なら気づくことがあるだろう。実を言うと、人気お笑いトリオ「ハナコ」が2022年まで行っていた単独公演の冠名が「タロウ」だった。

　ちなみにハナコは、2023年9月に開催した単独ライブよりタイトルを「はじめての感情」に刷新。よって「タロウ」は、2022年に行われた「タロウ6」でシリーズ完結を迎えていたのだが……。

　そんななか、ハナコとはバラエティ番組などで共演の多いトム・ブラウンが単独ツアーとして「たろう7」を打ち出した。開催に際してトム・ブラウンの布川ひろきは、「キングオブコント王者ハナコの単独ライブシリーズ『タロウ』が6回目で終わり心にぽっかり穴が空いた方に朗報です。ハナコの意思を全て受け継ぎ僕らが『たろう7』としてやらせていただきます」とコメント。どうやら意図的にハナコの「タロウ」をオマージュしているようだ。

　続けて布川は、「タロウ」をひらがなに変換した理由について「まだまだハナコのような真の漢達ではない半人前だからなのは言わなくたってわかってるよね？」と説明。結びに「15年に1度しかやらない東名阪福岡北海道ツアーですのでぜひお越し下さい。必ず『タロウ』になります。漫才やります」とファンへ呼びかけている。

　一方、みちおは「異空間　元気　恐怖　宇宙エネルギー　恐怖　終演後、あなたは現実のマイハウスに戻れるか……。元気とエネルギーと恐怖いっぱいでがんばりますので是非皆さん単独ライブを見に来てください」「15年に1度の東名阪プラス福岡、札幌　いつもと違う、いつも以上の『熱』を皆の脳幹に打ち込むぞー!!!」と独特な言い回しで意気込みをあらわに。

　また「たろう7」というタイトルについて、「しかも今回はキングオブコントのキング、ハナコの!!魂!!を受け継いでおります」「さあ！ハナコの3人の関節で作ったセンターマイクで、、、漫才だ!!」と、らしさ全開のコメントを寄せていた。

　ハナコの遺伝子（？）を受け継いで行われるトム・ブラウンの「たろう7」。チケットはすでに完売し、追加公演も決定した。なお、6月29日（土）昼公演のみ未就学児OKとしているが、過激な内容になる可能性があるため、保護者は注意してほしいとのことだ。

　お笑い界きっての破天荒コンビは、果たして各地にどんな爪痕を残すのか。2人の発言がたしかなものなら次の東名阪福岡北海道ツアーは当分先になるので、この機会をぜひお見逃しなく。