累計10万部突破の大人気写真絵本『おすしが ふくを かいにきた』の続刊が発売! 今度はマグロのおすしが大冒険へ…
公開日:2024/2/2
380万人のSNSフォロワーを独創的な世界観で魅了してきたミニチュア写真家、見立て作家の田中達也。彼が手がけた写真絵本『おすしが ふくを かいにきた』は累計10万部を超える大ヒットとなったが、その続刊となる『おすしが あるひ たびにでた』が2024年2月2日(金)に発売される。
著者の田中は、身近なものを本物そっくりに「見立て」たミニチュア写真を撮影するクリエーター。ホイッスルをドライヤーに見立てたり、たこ焼き器のくぼみを五右衛門風呂のように表現したりと、驚きの発想力でファンの心を鷲掴みにしてきた。2022年からは絵本制作にも力を入れ、これまでに『くみたて』『あーっとかたづけ』『おすしが ふくを かいにきた』などを刊行している。
そして今回発売される『おすしが あるひ たびにでた』では、前作に登場するマグロのおすしが山、海、砂漠などを大冒険。『おすしが ふくを かいにきた』よりもストーリーがハッキリとしており、絵本としての魅力がパワーアップしているという。
マグロのおすしが目指す目的地は、故郷である「おすシティ」。サングラスをかけ、のり巻きで表現された列車に乗り込み、あるときはレタス山を登り、またあるときは揚げ物たちで賑わうあげあげビーチでの観光を楽しみながら歩みを進めていく。
おすしの冒険を描いた物語はさることながら、「見立て」によって作り出された世界観にもぜひ注目してほしいところ。汽車や駅、パラソル、スキー場のリフトなど、そのすべてが何かの見立てによって作られているため、見ているだけでワクワクしてしまうはずだ。
中でも特筆したいのが、マグロのおすしが旅の合間に見つけていくユニークな“お土産”の数々。わさびの帽子やあげあげビーチで作ったエビフライは、一体誰のためのお土産なのだろうか。旅先での一期一会の出会いとともに、お土産の行く末にも注目してみてほしい。
また前作に引き続き、ページのどこかに必ず「柴犬」が紛れ込んでいるというお茶目な遊び心も健在。他にも写真を細かく見ていくと「こんなところにしゃもじが使われている!」「ウエハースがこんなものに変身している!」といった驚きと発見が感じられるので、子どもだけでなく大人も一緒になって楽しめるだろう。
まだ「見立て」の世界に足を踏み入れたことのない人は、ぜひこの機会に同絵本を手に取ってみては?