ジャングルポケットおたけの連載「おたけ、もんじゃ、ときどき芸人」/第1回エッセイ「月島でもんじゃ焼き屋をやってます」

文芸・カルチャー

公開日:2024/2/5

ジャングルポケットおたけ

皆さんこんにちはジャングルポケットのおたけです。
お笑い芸人をしてるんですがその顔は仮の姿。
実は月島というちっちゃな街でもんじゃ焼き屋を経営してる飲食店経営者なのです。
そんな僕が、ここで皆様に月島の魅力、もんじゃ焼きの魅力を全力でお伝えしたいと思い立ち上がりました。
皆様。月島、もんじゃ焼きをどうお考えですか?
・・・。
そーですよね。
考えた事ない。考えるつもりもない。なめんじゃない。
こんな感じに思ったでしょう。
そーなんです。
皆様にとって月島、もんじゃ焼きなんてそんなものなんです。
いや、月島、もんじゃ焼きなんてそんなものにしか過ぎないんです。

のんのんのん。
舐めてもらったら困ります。
もっと魅力的な街、食べ物なんです。
それを皆様に教えたい。
月島に来て欲しい。
もんじゃ焼きを食べて欲しい。
その気持ちを皆様に少しでも伝えられたらサイコッチョーだと思っております。
ちなみにサイコッチョーは僕のギャグです。
ちょいちょい出てくるのでご理解ください。
では、そもそもなんで月島でもんじゃ焼き屋をやってるのかを今日は少しお話ししたいと思います。

今年41歳の僕はそもそも月島で生まれ育った地元なんです。
今ではタワマンだらけの街の月島ですが全然そんな街ではありませんでした。
下町で長屋でタワマンなんて一つもありませんでした。
せいぜい15階程度の公団しかありませんでした。
誰がこんなタワマンが沢山立つと思いますか?
タワマンなんて恐れ多い街なんです。
タワマンに免疫力なんてある人は誰もいないんです。

多分…

もんじゃストリートと呼ばれるもんじゃ焼き屋が100店舗ぐらいある商店街があります。
そもそも西中通り商店街という普通の商店街でもんじゃ焼き屋は当時5店舗もあればいいもので、
肉屋、魚屋、八百屋、布団屋、おもちゃ屋などなどよくある普通の商店街でした。

今ではそんな店が全部もんじゃ屋です。

新しい経営者の方がやってるわけではなく。
当時のおやじ、女将がみんな今ではもんじゃ屋をやってます。

確かに子供の頃からもんじゃ焼きを食べてはいました。
地元の人みんなもんじゃを食べていたとは思います。

でもこんなにもんじゃ屋になるとは誰が思いました?

誰も思ってなかったと思います。

ですが、1店舗ずつもんじゃ屋に変わっていきました。

儲かるなんて噂も出たのか急速に増えていき今では100店舗。

下町の江戸っ子の頑固さはなく皆時代に流されていき100店舗(笑)。

おかげで今では全国、いや世界からお客様さまが来る街に生まれかわったのです。

40年前と見た目は全く変わってしまいましたが元々ある下町の人情など熱い江戸っ子が沢山住んでるとてもいい街。
それが今の月島です。

どうですか?

ちょっとはわかりました?

こんな感じで月島の魅力を少しずつ皆様に紹介したいと思ってます。
それと同時に僕がどう育ったのかなんかもお伝え出来ればいいなと。

皆様が少しでも来たいと思ってもらえるよう頑張りたいと思います。

という事で今日はこの辺で。

おたけサイコッチョー?

<第2回に続く>