大人も楽しいおりがみの世界! 可憐で愛らしい、心ときめく「花おりがみ」を作ってみた

文芸・カルチャー

PR 公開日:2024/2/27

nanahoshiの大人かわいい花おりがみ
nanahoshiの大人かわいい花おりがみ』(たかはしなな/主婦の友社)

 子どもの頃、一枚の紙からお花や動物が作れることに夢中になって、数えきれないほど折った「おりがみ」。大人になって、あの時の心のトキメキを思い出させてくれる一冊と出合いました。『nanahoshiの大人かわいい花おりがみ』(たかはしなな/主婦の友社)です。

大人がキュンとする、愛らしく可憐な「花おりがみ」

花おりがみ

 見てください、この素敵なお花の数々を……! なんと、これ全部おりがみでできているんです。ペーパークラフト作家&イラストレーターのたかはしななさんが、大好きだというお花をおりがみでかたどったもので、本書にはその作り方が掲載されています。その数、全部で25種類。春はポピーやネモフィラ、夏はクレマチスにゆり、秋はダリアやネモフィラ、冬はクリスマスローズやうめなど、さまざまな品種の花をおりがみで作れます。

ポピー

ライラック
写真は、「春の花」として掲載されているポピー(上)とライラック(下)。

子どもの頃に折ったお花のおりがみは、もっと大雑把な作りで、やっぱり「おりがみ」でしかなかったような記憶がありますが、一方でたかはしななさんの花おりがみは、繊細で可憐な雰囲気。見ているだけで気持ちが華やぐ魅力があります。

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花おりがみを折ってみました!

 早速折ってみたくなり、近所の100円均一ショップでおりがみを購入。今は100均と言えど侮れず、スタンダードなおりがみだけでなく和紙や柄物、両面おりがみ、クラフト紙など種類が豊富でした! 子どもの頃はお母さんに「一つだけよ」と言われてどれにするか悩んだものだけれど、大人になった今は好きなおりがみを好きなだけ買えるのもなんだか贅沢な気分。色や素材感を選ぶ時間も楽しかったです。

きんぽうげ

チャレンジしたのは、「春の花」より、「きんぽうげ」。

きんぽうげ折り方

 大人向けということもあって工程が細かいので、パッと見では少し難しいように感じるかもしれませんが、その分解説も丁寧で不器用さんでも大丈夫。難しめの作品は、誌面のQRコードから折り方動画も見られるので、分からない部分があってもすぐに確認できて便利!

 きんぽうげの場合は、折っていく時の目安になる「折り線」をたくさんつけるのですが、その時にしっかり跡がつくくらい折っておくときれいに仕上がります。

きんぽうげ完成

 ものの数分で、可愛らしいきんぽうげの花を咲かせることができました!

折って楽しむだけではなく、アレンジしても素敵

きんぽうげアレンジ

 できたモチーフは、そのまま飾ったり、ギフトの装飾などに使ったりしても素敵なんです。シンプルなレターセットにシール代わりに貼ってみたところ、たちまち特別感が生まれました。「きんぽうげ」の隣に添えた葉っぱも、もちろん「花おりがみ」の中で紹介されています。

 そして、本書には他にもアレンジのアイデアが盛りだくさん!

ひな祭りの花かざり

「つばき」と「きんぽうげ」のモチーフを組み合わせたひな祭りの花かざりや、

花かざりのうちわ

「ひまわり」と「ポピー」、「葉っぱ」のモチーフを組み合わせた花かざりのうちわなど、折った後の楽しみも提案してくれています。

 生花を愛でるように、折って飾って、楽しめる「花おりがみ」。その可愛らしさにうれしくなるのはもちろんのこと、折っている間はこれだけに集中できるので、「おりがみってリフレッシュにもなるのかも」と新たな発見もありました。気軽に楽しめる趣味として、トライしてみてはいかがでしょうか?

文=三浦小枝