誤嚥性肺炎を予防するには“風呂カラオケ”だった。のどと老化の意外な関係
公開日:2024/3/18
![毎日10分 長生き風呂カラオケ](https://develop.ddnavi.com/uploads/2024/02/pixta_99462644_S.jpg)
「入浴中にウトウトしてしまう」「最近、つまずきやすい」「食事中によくムセる」―― ひとつでも思い当たったら、風呂カラオケの始めどきです。お風呂はうまく歌えて気分があがり、「のど」のトレーニングにも最高のひとりカラオケボックス。そして、歌えば全身への御利益があります。
誰ともしゃべらなかった日にも「発声」できる。のどの調子で「今日の健康状態」がわかる。記憶と感情が活性化、認知症が遠ざかる。胃腸のマッサージになり便秘解消。ムセたりよろけたりしにくくなる。そして、お風呂で溺れない。
入浴中の事故防止、誤嚥予防に毎日10分、世にも簡単でお得な健康法を、のどと声の専門医がおすすめします。
※本記事は『毎日10分 長生き風呂カラオケ』(渡邊雄介/中央公論新社)から一部抜粋・編集しました。
![毎日10分 長生き風呂カラオケ](https://develop.ddnavi.com/uploads/2024/02/818mleQPk-L._SY466_.jpg)
(渡邊雄介/中央公論新社)
女性の半数が90代まで生きる時代、
転倒・骨折を風呂カラオケで予防する
風呂カラオケを続けることによって、「介護が必要になる原因」の上位「転倒骨折」と、80歳以上のかたの死因にとても多い「誤嚥性肺炎」を予防でき、認知症につながる「老人性うつ」もやわらぎます。
今、日本人のほぼ3割が高齢者(65歳以上)になり、厚生労働省は、「90歳まで生きる割合は、2016年生まれで男性4人に1人、女性は半数」と予測しています。
人生100年時代、はやばやと要介護や寝たきりになったら大変です。
介護の人手も、今後ますます足りなくなると言われています。
よくつまずく高齢者のかたは、ほぼ例外なくのどの筋肉が衰え、食事のときにムセやすかったり、声がかすれぎみであったりします。
逆に、スタスタ歩けるかたは、90歳を超えていても声につやとハリがあります。
これは偶然の一致ではありません。
どういうことかというと、のどの筋肉が丈夫なら、「誤嚥」だけでなく「転倒」の危険もぐんと減る。つまり、元気で自由に動ける老後をキープしやすいのです。
<第5回に続く>
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