「混ぜる、切る、まぶす」は全部フライパンの上で。やる気なくても旨すぎる、ずぼらレシピ「絶品鶏マヨ」を作ってみた

暮らし

PR 公開日:2024/3/3

タイパ命!やる気なくても旨すぎレシピ
タイパ命!やる気なくても旨すぎレシピ』(るみる/Gakken)

 関西在住、3人の息子をもつシングルマザーのるみるさんが、Instagramで発信しているレシピをまとめた『タイパ命!やる気なくても旨すぎレシピ』(Gakken)を刊行。家事・育児・仕事に追われて頑張っている人のために、手間をとことん省いたレシピを紹介しています。るみるさんが提案する「ずぼらレシピ」のための5つのアイデアは、下記の通り。

その1 フライパンは調理台です
その2 味つけは黄金比を覚える
その3 使えるものは何でも使う
その4 なるべくやらない
その5 料理は面白く!

 5つのアイデアを活用したレシピは、どれも楽しそうだし、美味しそうで悩みましたが、家族が今すぐにでも食べてくれそうな鉄板レシピを3品作ってみました。

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みんな大好きな味「絶品鶏マヨ」

タイパ命!やる気なくても旨すぎレシピ

 こちら、Instagramで配信された中で人気ナンバーワンのメニュー。お得にボリュームアップできる鶏むね肉を使い、さらにずぼらテクニックの中でも「フライパンを調理台にする」と「味つけは黄金比で覚える」の2つを駆使した、首位獲得も納得のレシピです。

「フライパンを調理台にする」は、本来ならボウルやポリ袋を使う作業をフライパンの上でしてしまおう、というもの。このレシピでは、カットした鶏肉と塩こしょう、片栗粉を、フライパンの上でまぜまぜ。油は上から回しかけ、揚げ焼きにしてしまえばOK。

タイパ命!やる気なくても旨すぎレシピ

 フライパンに片栗粉がすこし残りましたが、その程度なら問題なし! 多すぎる場合はキッチンペーパーで拭いて取り除いた方がいいとのこと。ハンバーグやチヂミなどのメニューも、この方法で手早くできるのはありがたい。

 そして「味つけは黄金比で覚える」とは、調味料の割合の黄金比を覚えやすくしたもので、使う食材を変えればレシピのバリエーションが無限に広がるのがメリット。

タイパ命!やる気なくても旨すぎレシピ

 このレシピで作るのは、「マヨネーズを大さじ4、ケチャップ・砂糖・しょうゆ・酢をすべて小さじ1」を混ぜた「マヨケチャ味」。他にも、塩バター味、旨辛味などがあり、黄金比を一旦覚えてしまえば、あとはレシピを見なくても作れる簡単さがありがたい…!

 完成品を実食すると、鶏肉がびっくりするほどやわらか! 何かの科学反応が起きたのでしょうか…。しっかりとした味で、口当たりまろやか。とにかく、白いご飯が進む。お腹がすいて今すぐ食べたい! というときにおすすめです。

タイパ命!やる気なくても旨すぎレシピ

包まないから楽ちんな「バズり棒餃子」

タイパ命!やる気なくても旨すぎレシピ

「バズり棒餃子」も、フライパンを調理台にしてできてしまうメニュー。フライパンに、餃子の皮、豚バラ薄切り肉、大葉、スライスチーズを順番にのせていきます。あとは皮の両側を中央でとじるだけ。味つけがないから、材料だけ覚えておけば、すぐに作れそうなレシピ…!

タイパ命!やる気なくても旨すぎレシピ

 油を回しかけ、両面に焼き色がつくまで蒸し焼きにしたら完成。皮はカリカリだし、風味豊かな大葉とトロットロチーズの相性は抜群。具材が洋風なのでラー油は合わないかな…と思いきや、豚バラの香ばしさと混ざり合って最高でした。子どもから「餃子食べたい」と言われ、包むのしんどい…というときが多々あるので、やる気のないときの餃子はこちらでヨシとします…!

タイパ命!やる気なくても旨すぎレシピ

※今回はスライスチーズの代わりにピザ用チーズを使用しました。スライスチーズならもっと簡単だと思います

思い立ったら10分で!「ライスペーパーピザ」

タイパ命!やる気なくても旨すぎレシピ

 本書を読んで、どうしても作りたかったのが「ライスペーパーピザ」。ライスペーパーは、水で戻せば生春巻きなどで使えますが、ここでは水で戻さず、そのまま使うからさらに簡単。フライパンにライスペーパーを広げ、ピザソース、生卵、ソーセージ、青ネギ、チーズを散らし、両面を焼きました。ワンパンだから洗い物がラクラク。

タイパ命!やる気なくても旨すぎレシピ

タイパ命!やる気なくても旨すぎレシピ

 チーズ側をすこし焦がしましたが…実食すると、ライスペーパーはカリカリでクリスピーピザ感覚、卵を重ねた部分はふんわり。生地が薄めなぶん、チーズの風味が濃厚。わが子も「うま!」のひとことでした。青ネギはたっぷりのせても美味しそう。朝、何もやりたくない…ってときに10分でできるメニュー。ソーセージなど保存がきく食材ばかりだから、買い物に行けないときにも良さそう。よくぞ考えてくださった…という逸品です。

タイパ命!やる気なくても旨すぎレシピ

 以前は料理が嫌いで、息子3人の食べる量が半端なくなってから、追い詰められて料理を作るようになったという、るみるさん。いざ、少ない調理道具や市販のアイテムに頼りながら作ってみると、思いのほか楽しいし、「こんなふうになるの?」という驚きの連続でした。料理が好きじゃない、という人ほど楽しみながら作れるのではないでしょうか。

文=吉田あき