矢田亜希子主演でドラマ化「ナースが婚活」の続編発売。将来就きたい職業ランキング上位の「ナース」の転職事情を巡る物語

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PR 更新日:2024/3/12

ナースが就活!?
ナースが就活!?』(イマジカインフォス)

「将来就きたい職業ランキング」で毎年上位に選ばれる人気の仕事、ナース。就業者は173.4万人、平均年収は女性506万円、男性523万円。69%が病院に勤務している(※)。では、ナースが「転職したい」と思ったとき、そこにはどのような理由と選択肢があるのだろうか。
※厚生労働省データ参照

 2024年2月、『ナースが就活!?』(イマジカインフォス)が発刊された。サブタイトルには「これが令和版 勝ち組ナースのハッピーライフ」という力強い言葉がある。第一弾にあたるナースが婚活!?は2024年1月に矢田亜希子主演でドラマ化もされているが、その第二弾である。

 本書は、ライターで「株式会社医師のとも」と結婚相談所「ナースのとも良縁(旧作の名称はナースフレンズ)」の代表を務める柳川圭子による、婚活コンサルタント、転職コンサルタントの横山陽子の「ナースが理想の転職をするまでの道のり」が実話をベースに書かれている。モットーは「医療従事者の夢を叶える」だ。6章6人のナースたちと、彼女たちの転職をサポートする横山との、会話形式で進む。

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 第一章はコンサルタントである横山の母からの転職相談である。定年を迎える64歳のベテランナース。透析室に勤務していたが、透析室で穿刺の失敗をしたことで、自信を失ってしまったという。

母「周りのナースさんたちも、定年で辞めたりパートに移ったりする人もいるんだけど、お母さんは病院を変えてもいいから、フルタイムで働きたいんよ」

 横山は、50代以上のナースが多く働いている勤務先のリサーチや、それぞれのメリット、デメリットを洗い出していく。しかし、病院を巡れば巡るほど、何が母にとって正解なのか、わからなくなっていったという。そこで同僚の鈴木日奈さんにも協力してもらうことに。

鈴木「お見合いと一緒で調べれば調べるほど、わかんなくなっちゃう状態かもしれないですね」
(中略)
横山「母の第一希望は“長く働けること”。だとすると、やっぱり体力的にも精神的にも無理なく働けるところがいいはず。そうすると……」

 横山は看護学校に行った友人の直美に相談してみることに。彼女は地元の精神科の病院に勤務しているという。仕事は体力的にも問題なさそう、環境的にも良さそう、なにより60代以上のナースが多数在籍している……。すぐに面接を申し入れ、見事に採用された。

母「陽子、私はじめて憲法とか人権の大切さを学んだのさ。それに、毎週レポート提出があってさ。この歳で新しいことを勉強するのはほんとくたびれる」
そう言いながらも母の電話越しでの声は弾んでいました。
横山「しっかり頑張ってよ、お母さん」

 子育て中の32歳ナースの転職。大学病院から美容クリニックに転職したいという27歳のインフルエンサーナース。花形である救命センターでの勤務に疲れ切ってしまい、転職を考える35歳のナース……。「自分の看護観に合う仕事がしたい」「人がうらやむかどうかではなく、自分が納得する生活を送りたい」本書には、ナースが、そして女性が、理想の人生と仕事を手に入れるためのストーリーが詰まっている。

文=高松霞