ネズミや虫にかじられた!? 明治時代のお札はある食べ物が原料だった/億万長者も知らない!? お金のびっくり事典③
公開日:2024/3/15
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1927(昭和2)年に発行された200円札は、裏が真っ白だった。1923(大正12)年の関東大震災で、日本の経済は混乱した。銀行がつぶれるのではないかと心配した人びとは、銀行に殺到して預金を引き出そうとしたんだ。
そのため日本銀行の現金が足りなくなり、政府は全国の銀行の営業を2日間ほどやめさせて、お札を印刷して供給することにした。あまりに時間がなくて片面だけ印刷したお札になった。
裏が白い200円札は全国の銀行に送られ、窓口に積みあげられた。人びとは銀行にたくさんお金があると安心し、預金の引き出しさわぎは収まった。
裏が白いお札だから「裏白券」とよばれたけど、にせ札がつくりやすかったので、すぐに回収されたんだ。
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