女の子が誘拐された!? 書き残されたたし算を解くと見えてくる犯人の正体は?/とけるとゾッとする こわい算数2-①
公開日:2024/3/13
『とけるとゾッとする こわい算数(2)赤い女は何人いるでしょう?』(小林丸々:作、亜樹新:絵/ポプラ社)第1回【全6回】
累計35万部突破の『本当はこわい話』(角川つばさ文庫)作者の新シリーズ、オモこわ度アップの第2弾!「公園で姿を消した女の子がやりかけの算数ドリルに書き残したたし算、答えからわかる真実は?」「足にケガをして入院中の男の子、時速3kmで追いかけてくるお化けから逃げられる?」といった問題を解きながら、隠された意味に気づくと、恐ろしい真実が浮かび上がる…!『とけるとゾッとする こわい算数』は、算数×こわい話×ナゾトキがひとつになったショートストーリー集です。「こわい話」が大好きな女の子、案内役のフミカちゃんといっしょに算数の勉強をしよう!
問題1 いらない足し算
学校に行くと、ヒメカちゃんがいない。
担任のサイトウ先生がいうには、誘拐されてしまった可能性があるそうだ。
警察が捜査していて、学校にも連絡がきたんだって。
ヒメカちゃんが消えてしまったのは、彼女の家がある片元町の小さな公園。
幼稚園児の弟を砂場で遊ばせながら、近くのベンチで学校の宿題をしていたみたい。
おしっこをしたくなって、トイレに行った弟くん。
「もどってきたら、お姉ちゃんがいなかったの」
っていってるらしい。
ベンチにはヒメカちゃんのカバンと、やりかけの算数ドリルが残っていたんだって。
ヒメカちゃんは、ドリルの10問目にとりかかっていたみたい。
10問目の答えは何になるかな?