昼休みの教室で難解な粘土の切断面の問題を出していると、ある人物が即答できた理由は?/とけるとゾッとする こわい算数2-②
公開日:2024/3/14
『とけるとゾッとする こわい算数(2)赤い女は何人いるでしょう?』(小林丸々:作、亜樹新:絵/ポプラ社)第1回【全6回】
累計35万部突破の『本当はこわい話』(角川つばさ文庫)作者の新シリーズ、オモこわ度アップの第2弾!「公園で姿を消した女の子がやりかけの算数ドリルに書き残したたし算、答えからわかる真実は?」「足にケガをして入院中の男の子、時速3kmで追いかけてくるお化けから逃げられる?」といった問題を解きながら、隠された意味に気づくと、恐ろしい真実が浮かび上がる…!『とけるとゾッとする こわい算数』は、算数×こわい話×ナゾトキがひとつになったショートストーリー集です。「こわい話」が大好きな女の子、案内役のフミカちゃんといっしょに算数の勉強をしよう!
問題4 ねん土
昼休みの教室、サトルくんがクラスメイトに問題を出していた。
「このねん土につけた3つの点を通るように切ると、断面はどんな図形になるか?」
うーん、と悩む子どもたち。「むずかしいわ」「どんなだろう?」
すると、カワグチさんがねん土をつかんだ。
「かんたんに答えを出す方法があるじゃない」
カワグチさんは実際に3つの点を通るように、ねん土を切断した。
ねん土の切断面はどんな図形になっているか?
次のア~エから選べ。
ただし、カワグチさんはこの学校の関係者ではない。
ア:正方形
イ:台形
ウ:三角形
エ:長方形