「あの歌手、プライベートは普通だったわ」“有名人と知り合いマウント”の目的とは?

暮らし

公開日:2024/3/29

 相手に対して自身が優位な立場であることを誇示する意味合いで用いられる「マウンティング」。SNSを含め、私たちの身の回りには「マウンティング合戦」が絶え間なく繰り広げられています。

 人間関係あるところにマウントあり、マウンティングを制する者こそが人生を制する。3万以上の事例を収集・分析してきたマウンティング研究家が、「80億総マウント社会」を乗り切るためのナレッジを集大成しました。

 人脈の広さをアピールする“著名人と知り合いマウント”。困った感を出しつつ優位な立場であることをアピールする“困ったマウンティング”など、様々なマウンティングを例文とともに解説!

 AIが進化しても、役立つのは人間理解のセンス。マウンティングを理解することは、人間を理解すること。マウンティングこそ最強の教養!『人生が整うマウンティング大全』は、マウント社会を力強く生き抜く必読書です。

※本作品は書籍『人生が整うマウンティング大全』(マウンティングポリス/技術評論社)から一部抜粋・編集しました

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人生が整うマウンティング大全
『人生が整うマウンティング大全』(マウンティングポリス/技術評論社)

著名人と知り合いマウント

人生が整うマウンティング大全

“○○さん、本当に気さくで良い方ですよね。ありがたいことに、先日もランチをご一緒させていただきました”

Recipe
著名人と日常的に交流している事実を示すことで、自分が著名人と対等にわたりあえるレベルの人物であることを示す

 

“○○さん、そんなに怖いかなあ? 飲みに行ったら、普通に気の良いおじさんでしたけどね”

Recipe
界隈で「怖い」と恐れられている経営者と親しくしていることを見せつけ、大物から可愛がられている自分の姿を強調する

 

“テレビで見た時の印象と異なるかもしれませんが、○○さん、とても寡黙な方で、私も最初はびっくりしました”

Recipe
世間一般ではあまり知られていない著名人の裏情報を語ることで、自分がそれらの情報を知る特別な立場にあることをアピールする

 

解説

 著名人と知り合いであることを強調し、自身の交友関係の広さを自慢するマウント。「普段からお世話になっている○○さんとランチ!」とSNSに投稿して自身の人脈の広さをアピールしたり、「この後、○○さんと会うんでー」「○○さんとのやりとり、全部LINEなんですよ」などと述べるのが典型的なパターン。○○に該当する著名人としては、元サッカー日本代表の本田圭佑氏や元フェンシング日本代表の太田雄貴氏といったスポーツ選手が用いられることも多い。

 彼らの多くは、知り合いの著名人のスキャンダルなどが発覚した際には、ここぞとばかりに「○○さん、いろいろ言われているけど、めちゃくちゃ良い人よ?」などと知り合いをかばっているように見せかけつつ、自身の交友関係の広さをひけらかす傾向がある。

補足

「彼氏の同僚の友人の友人が○○(著名人)と知り合い」などという、つながりとも言えないつながりを強調するケースも見られる。

サムネイル画像提供:PIXTA
<第2回に続く>

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