パックご飯のレンチンで作れる炒飯にビックリ! JA全農監修の本に超お手軽なお米レシピが大集合していた【作ってみた】
PR 公開日:2024/3/24
パックご飯で作れて、フライパンすら使わない「炒めない黄金えびチャーハン」という凄いレシピと出会ってしまった。
作り方は、パックご飯をレンチンする→溶きほぐした卵をかけ、ボイルえび、刻みネギ、鶏ガラスープの素を加えて、ムラなく混ぜる→レンジで1分30秒再加熱。これで終了だ。
ビックリするほど簡単だが、味はしっかりチャーハン。しかも、一粒一粒が卵をまとったご飯は黄金色に輝いていて、エビやネギとのコントラストも非常に鮮やか。見た目も味も、しっかり満足感の高いものに仕上がっているのだ。
このレシピが掲載されていたのは、『JA全農が炊いた! 「日本一うまいお米の食べ方」大全 』(主婦の友社)。本書を監修するJA全農 米穀部は、新人から管理職まで、毎日お米を食べまくっているJA全農のお米の専任部署だ。
JA全農 米穀部はX(旧Twitter)では「NO RICE NO LIFE」というアカウントを運営し、お米にまつわる料理やお菓子のレシピを数多く発信。本書はそこで掲載してきたレシピを中心に、お米の美味しい食べ方、楽しみ方を1冊にぎゅぎゅっと盛り込んだ内容になっている。
なお紹介されているレシピは、上記の「炒めない黄金えびチャーハン」のようにハードルの低いものばかり。手の込んだレシピを作らない背景には、「お米がおいしいのだから、間違いなくおいしいはず」というJA全農 米穀部の信念があるのだそう。
「炒めない黄金えびチャーハン」以外にも、ササッと作れる面白いレシピをいくつも発見したので、実際に作ってみたレポートをお伝えしよう。
みんな大好きなツナマヨを大人の丼飯に!
まずは“のっけるだけ”の「大人限定ツナマヨ丼」。ツナマヨのおにぎりは「嫌いな人はいないのでは?」というくらい日本で大人気だが、ご飯にのっけるレシピは意外と見かけない。
このレシピは、本当にただツナ缶(水煮)をご飯にのせて、マヨネーズをかけるだけなのだが、粗挽き黒こしょうを多めに振りかけることで風味を格上げしているのがポイント。レシピ名の通り、単純だけど間違いのない美味しさになっている。
テッカテカなご飯が何とも美味しそうなマヨピラフ!
もう一つマヨネーズのレシピで簡単かつ美味しかったのが「昭和の懐かしマヨピラフ」。具材はウインナーと粒コーン(冷凍でもパックでも缶詰でもOK)で、調味料はマヨネーズと塩のみ。油の代わりにマヨネーズをフライパンで熱し、そのまま具材とご飯を炒めてしまうアイデアレシピだ。
実際に作ってみると、マヨネーズでコーティングされたご飯がテッカテカに輝いていて、何とも美味しそう! そしてコーンにウインナーと、味が非常にハッキリしていて、食感もパリッとしている具材がいいアクセントに。単純なレシピにもかかわらずかなりの美味だった。
台湾のローカル飯「鶏肉飯」をレンチンで!
エスニック風の料理で感心したのは「レンジで旅する鶏肉飯(ジーローハン)」。鶏肉飯は台湾で人気のローカル飯の一つで、白米の上に茹でた鶏の胸肉をほぐしてのせ、八角などの香辛料や醤油といったタレをかける料理だ。
本書では、さすがに八角などは使わないが、おろしショウガやごま油、鶏ガラスープの素などを使ったネギ塩ダレをお肉にかけるレシピとなっている。
鶏肉は胸肉ではなくささみを使用。レンチンでしっとり仕上げられるのも非常にお手軽だ。食べてみると、お肉はしっとりやわらかで、そこに絡むネギ塩ダレが風味抜群。さっぱりしたささみ肉でも満足度の高い丼飯になっていた。
カルボナーラ風のライスオムレツ!
最後に作ったのは「カルボナーラ風 イタリアンライスオムレツ」だ。オムレツを作ってご飯にかけるオムライスではなく、ご飯と卵を混ぜて焼いてしまう“ライスオムレツ”なので、作り方は非常に簡単。溶き卵とご飯を混ぜる→ベーコン、ピザ用チーズ、塩コショウを加えてさらに混ぜる→あとは両面を焼くだけだ。
実際に食べてみると、ベーコンとチーズが入った部分が一度に口に入ると、たしかにカルボナーラの味がする! オムレツを作る元気がないときにもこれなら作れそうだ。
なお本書はJA全農のお米の専任部署が監修しているだけあり、美味しいお米の炊き方や、冷凍ご飯のオススメの解凍方法なども紹介されている。お米のレシピの幅を広げつつ、何となく炊いて何となく冷凍・解凍していた「お米の美味しい食べ方の基本」を学び直すにも格好の一冊といえるだろう。
調理・文=古澤誠一郎