月刊『LaLa（ララ）』が贈る、オールオリジナル・オールファンタジーの電子増刊『異世界転生LaLa』。そこで大きな注目を集めていた『没落令嬢なのに第2皇子に求婚されています』の紙コミックス版1巻が、2024年4月5日（金）に発売された。

　『没落令嬢なのに第2皇子に求婚されています』は、男女問わず高い人気を誇る“貴族令嬢”をテーマにした作品。物語は、公爵令嬢であるセシル・アーデルハイトが爵位も家も失い、没落令嬢になってしまうところから始まる。

　アーデルハイト公爵家に生まれ、両親とともに幸せな毎日を送っていたセシル。ところが16歳のときに母が亡くなり、生活が一変する。父は酒に溺れ、さらに悪政を敷くようになったのだ。そのことを咎めたセシルだったが、父は反省するどころか有能だった亡き妻を批判し、挙句の果てに財産を持ち出して姿をくらませてしまう。

　残されたセシルは父の代わりに領主としての責務を果たそうと尽力するが、財政の悪化を止められず爵位も家も失うことに。それから行くあてもなく彷徨い続けるセシルの前に現れたのが、シュエット王国の第二皇子であるルイス・クラディウスだった。

　ルイスといえば第一皇子に次ぐシュエット王国の次期後継者で、どちらが王位を継いでもおかしくないと言われている。そんな大物からセシルに伝えられたのは、「僕と結婚して下さい」というプロポーズの言葉だった――。

　先日配信された『異世界転生LaLa Vol.14』で、ついに最終回を迎えた同作。これまでコミックスは電子書籍版のみの取り扱いとなっていたが、圧倒的な人気を受けて、このたび紙コミックス版が発売されることになった。

　誠実なアプローチでセシルの心をほどいていくルイスのイケメンぶりはもちろんのこと、卑屈なまま終わらずに立ち上がろうとするセシルの姿が多くの読者に響いた模様。これまで読者の間では、「絵は可愛く、ストーリーもよかったです。ヒロインには幸せになってほしい」「本当に主人公には幸せなってほしいと応援したくなる素敵な物語」「セシルとルイスの関係性がすごくいい。絵も細かいところまで丁寧で、ストーリーも大好き」などなど、高い評価を集めていた。

　なお今回発売されるコミックス第1巻は、3月より開催されている「異世界転生LaLa4作品連続刊行フェア」の対象作品。実施店舗で購入すると、同日に第1巻が発売される『転生ラスボス魔女は毒ポーションで薬屋を始める。』との合同リーフレットが配布される予定だ。

　これを機に、『没落令嬢なのに第2皇子に求婚されています』の純度3000％なシンデレラストーリーに触れてみてはいかがだろうか？