おばさんシルエットの原因は「もっこり首」? 集中力・記憶力も上がり自然と痩せていく姿勢をイラストで学ぶ
PR 公開日:2024/4/8
「私の後ろ姿って、こんなに丸いの?」「肩まわり、こんなにゴツかったっけ?」
友人知人から送られてきた集合写真を見て、自分が“おばさんシルエット”になっていると気づき、愕然とした経験はないだろうか。体の背面の変化は自分では気づきにくい。若い頃に比べて極端に体重が増えたわけでもないのに、写真の“おばさん”が自分だなんて……。
もしそんな思いをしたことがあるなら、2024年3月に発売された『脱・おばさんシルエットで人生が変わる! 痩せる姿勢』(井上剛志/イマジカインフォス)を読んでみてほしい。本書は、YouTube登録者135万人の美容整体師・井上剛志氏が教える、痩せる姿勢の作り方の本だ。
井上氏は、首の付け根あたりが“もっこり”とふくらんだ「もっこり首」こそが、太い二の腕、丸い背中、出っ張るお腹といったおばさんシルエットの原因になっていると主張する。
「もっこり首」とは、首の後ろに脂肪や老廃物が溜まっている状態のこと。上のイラスト(漫画)を見てドキッとした人もいるのではないだろうか。
井上氏がYouTubeチャンネルで公開した、『もっこり首!首痛い!肩痛い!首こりストレートネックを改善するマッサージ!』という動画は339万回以上も再生されている。この動画のサムネイルを見て、「自分の写真かと思った」という方も多いそうだ。
一度、自分の後ろ姿を鏡で見てほしい。首の付け根がもっこりしていたり、首の後ろを触ってみて、硬い、あるいは冷たい状態だったりするなら要注意だ。脂肪が溜まるのは首の血流が悪くなっているサインで、その最大の原因は姿勢の悪さにあるという。
ダイエットをしたり、マッサージで血流を促したりすることでも、ある程度「もっこり首」を改善できる。しかし、それだけでは不十分で、普段から姿勢を正して首の血流を正常に戻すことが大事だ。
現代人の姿勢が歪んでいるのは、スマホやパソコンの使用が日常化しているから。人間の本来の姿勢では、顔の前面が胸のラインより前に出ることはなかったが、今は無意識に顔が前に出るせいで、多くの人の首の骨が歪んでいるのだそうだ。「これほどまでに首が傾くという状態は、人類史上初めてといっていい」と、井上氏は警鐘を鳴らす。
姿勢の悪さは、何も見た目の問題だけではない。首は、脳から指令を受けるあらゆる神経の通り道であり、生命活動に欠かせない「自律神経」の伝達が首のところで阻害されると、全身の不調やさまざまな疾患の原因になりえる。メンタルにも悪影響を及ぼしかねない。
本書は、歪んだ姿勢の原因とリスク、そして、歪んだ姿勢を正すためには何をすればよいのかを、イラストや漫画付きでわかりやすく解説している。
上のイラストの「背中を鍛えるタオルストレッチ」は、タオルが1枚あればどこでも手軽にできるトレーニングだ。とても簡単なのに、姿勢のポイントとなる菱形筋・僧帽筋・広背筋の3つの筋肉を一度に鍛えられるので、ぜひ習慣化したい。
姿勢が変わると、未来が明るくなります。これは、本当です。姿勢が悪いときは、横隔膜が圧迫されて、呼吸が浅くなって脳に酸素が行き渡らず、集中力が低下していきます。姿勢が良くなれば、酸素の供給量が増え、血流が良くなり、集中力や記憶力がアップして、パフォーマンスが向上するのです。
また、体全体の運動効率も3倍程度になるので、運動していなくてもまるで運動していたかのような体に変化します。つまり、同じ生活を送っていても、姿勢が良いだけで勝手に痩せやすい体になっていくのです。
(p.108より引用)
姿勢を正すだけで、“おばさんシルエット”から抜けだせ、ダイエットしなくても見た目が痩せて、仕事や勉強のパフォーマンスが向上するなら、「コスパ最強」。やらない手はないといえそうだ。
文=ayan