「中学受験は親の受験」親がやってはいけないNG行為とは?
公開日:2024/5/9
子どもを中学受験させるか。どの中学校を目指すか。塾はどこを選ぶか。
そして、どうすれば合格させられるのか――。
『中学受験のはじめ方』は、子どもの中学受験に悩む親にオススメしたい本です。
中学受験で受かるために必要な、「知識」と「覚悟」がすべて詰まっています。
受験成功に必要なのは親の「知識」と「覚悟」なのです。
YouTubeチャンネル登録者数9万人超えの「にしむら先生」が、中学受験を考えたときに「やるべきこと」をゼロからわかりやすく教えてくれます。
2024年現在の中学受験事情を網羅した1冊を、ぜひ参考にしてみてください。
※本記事は書籍『中学受験のはじめ方』(西村創/KADOKAWA)から一部抜粋・編集しました。
NG行動3 子どもの目標を親が決める
多くの子どもは、親にいくら言われても、本心から納得しなければ、本気で行動に移すことはしません。無理やりゲームを取り上げ、YouTubeを禁止しても、その時間を勉強に使うことは難しいでしょう。仮に勉強したとしても、嫌々取り組むのであれば、学習効果は期待できません。
▶ 目標は親子で一緒に考える
子どもの話に耳を傾けて、何を望んでいるのかを理解して、その理想に近づくためにはどうするのが良さそうか、ある程度の方向性や選択肢、幅のある目標を提案して、子どもと一緒に考えることをおすすめします。
私たち大人が持つ多くの経験や知識が、わが子が今の自分たちの年齢になった頃には通用しなくなっているかもしれないということも、頭の片隅に置いておく必要があるかと思います。
だから私は、時代がどう変化しても変わることがないと思われる、必ず伝えたい大事な考え以外は断言を避け、子どもに考えさせる余白のある伝え方やアドバイスをしています。
子どもは私たち大人の手を離れた後、自立して生きていくわけです。中学受験のサポートは親が熱くなってしまいがちですが、子どもの気持ちを主体にした働きかけのほうが、うまくいくことが多いです。
親はわが子の手を前から引っ張るよりも、後ろから背中をそっと押してあげるスタンスでいることが中学受験後の成長に好影響を与えます。
<続きは本書でお楽しみください>