熱い思いがほとばしる。いま読みたい「スポーツ小説5選」
公開日:2024/5/10
張り詰めた空気。静けさ。観客の目を釘付けにして始まる演技。
ぶつかり合う身体。歓声。相手と、自分と、負けられない闘いに挑む瞬間。
今回お届けするのは、手に汗を握る熱い興奮から、ひんやりとした緊張感まで、あらゆるスポーツの感情と、その瞬間に至るまでの思い、葛藤、口惜しさ、友情など、読者にしか明かされない人々のドラマを詰め込んだ、5つのスポーツ小説です。
その熱さの向こうにあるドラマ。おすすめの「スポーツ小説5選」
小宮良之『氷上のフェニックス』(角川文庫刊)
「髙橋大輔選手、宇野昌磨選手らにインスパイアされた”もうひとつの世界”を、小説で味わってほしい」――小宮良之
フィギュアスケートの盛んな岡山市で生まれた星野翔平は、7歳で競技を始めた。すぐに練習にのめり込み、幼馴染のライバル凌太を追いかけながら、高みを目指していく。人生を変えるコーチたちとの出会い、戸惑いの五輪挑戦、若手スケーターたちと紡ぐ友情、右膝を襲う困難。スポーツノンフィクションの現場で競技を取材してきた著者だから描くことのできた、迫真のリアリティ。フィギュアスケートに人生を賭けた、熱き青年たちの物語。
(KADOKAWAオフィシャルHPより引用)
詳細はこちら ⇒ https://www.kadokawa.co.jp/product/322002000930/
★2024年5月より、集英社「web Sportiva」にて、続編の連載がスタート!
増田俊也『七帝柔道記II 立てる我が部ぞ力あり』(KADOKAWA刊)
前作を超える血と汗と、涙――。 最後の夏に挑む、灼熱の青春小説!
15人vs15人の団体戦「七帝柔道」。この旧七帝国大学だけの寝技中心の柔道に憧れ、増田俊也は2浪の末に北海道大学に入学した。しかしかつて無敵を誇った名門・北大柔道部は、旧七帝大同士で競う大会・七帝戦で、2年連続最下位であった。さらに増田の1年、2年の七帝戦でも1勝も出来ず、主力の上級生たちはみな引退してしまう。かつてない絶望的なチーム状況の中、果たして北大、復活なるか。副主将となった増田は主将の竜澤とともに、部内外の仲間たちに支えられながらチームを率いていく――。
あの日の少年は青年となり、因縁の戦いに向かう。
「命をかけて最下位を脱出するんだ」
(KADOKAWAオフィシャルHPより引用)
詳細はこちら ⇒ https://www.kadokawa.co.jp/product/322303002086/
綾崎隼『この銀盤を君と跳ぶ』(KADOKAWA刊)
五輪に行けるのは一人だけ。二人の天才選手の人生がぶつかる、運命の物語
二ヵ月後にオリンピック開催を控えた、全日本フィギュアスケート選手権。
この大会には日本女子フィギュアの歴史を変える選手二人が揃った。
卓越したセンスと表現力を持つ完璧主義者・京本瑠璃。
圧倒的身体能力でジャンプの限界を超越する雛森ひばり。
波乱続きの競技人生を送る彼女たちをこの舞台に導いたのは、それぞれのパートナーだった。
片や、運命が出会わせた師弟。
片や、幼馴染みの選手同士。
強く結びついた女性二人×二組がひとつの五輪出場権をかけてぶつかり合う。
(KADOKAWAオフィシャルHPより引用)
詳細はこちら ⇒ https://www.kadokawa.co.jp/product/322307000235/
安藤祐介『不惑のスクラム』(角川文庫刊)
ラグビーで繋がれる、かけがえのない縁と成長の物語。
河川敷で丸川が遭遇した、40歳以上の選手による草ラグビー。そこには、年代もバラバラな大人たちの、泥まみれの姿があった。楕円のボールでつながった絆を頼りに、丸川は己の人生を見つめ直していく――。
(KADOKAWAオフィシャルHPより引用)
詳細はこちら ⇒ https://www.kadokawa.co.jp/product/321802000425/
横関大『マシュマロ・ナイン』(角川文庫刊)
平均体重100キロオーバー!? 元相撲部球児が打って、投げて、食べる!
プロ野球選手の小尾は、身に覚えのないドーピング疑惑で球界を追われた。――それから3年、私立高校の臨時体育教員として働く小尾は、校長から野球部の監督就任を要請される。断っても甲子園に行けなくても馘……。退路を断たれて仕方なく引き受けたが、その野球部は、不祥事から無期限活動停止になった相撲部の部員だけで創られたものだった。並外れた体重と食欲を持つが野球はド素人。前代未聞のナインが、アツい夏に挑む!
(KADOKAWAオフィシャルHPより引用)
詳細はこちら ⇒ https://www.kadokawa.co.jp/product/321907000122/
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