「小春日和」は“春”じゃない! 間違えやすい日本語の本当の意味
公開日:2024/6/26
「的を得る」と「的を射る」――どちらが正解だっけ?
「小春日和」は春には使わない言葉!?
言葉とは時代によって移り変わるものですが、社会人なら常識として一般的な日本語の意味合いをおさえておきたいもの。
『二度と忘れない! イラストで覚える 大人の教養ことば』では教育学者・齋藤孝が、大人として身につけておきたい95個の日本語を解説!
間違えて使っている人が多い言葉から、使うと一目置かれるような素敵な言葉まで、大人として身につけたい言葉がたくさん収録されています。
大人の教養を身につけたい時にはもちろん、普段何気なく使っている日本語の意外な発見も楽しめる一冊です。
※本記事は『二度と忘れない! イラストで覚える 大人の教養ことば』(齋藤 孝/ワニブックス)から一部抜粋・編集しました
解説
名曲『秋桜』を口ずさめば、二度と間違えることはありません!
11月頃の、まるで春のようにあたたかい日を「小春日和」といいます。山口百恵さんの名曲『秋桜』では、「淡紅の秋桜が秋の日の」という歌詞で始まり、サビで「こんな小春日和の穏やかな日は」と続きます。歌詞を手がけられた、さだまさしさんの文学的センスが光る、実に素晴らしい作品です。みなさんも、この曲を口ずさむようになれば、すぐに「小春日和は春ではない」と覚えられるはずですよ!
正確には、晩秋から初冬にかけての暖かい日です。旧暦の10月頃、今の11月から12月上旬頃です。小さい春が来た感じでしょうか。