「的を得る」と「的を射る」正しいのはどっち?
公開日:2024/6/29
「的を得る」と「的を射る」――どちらが正解だっけ?
「小春日和」は春には使わない言葉!?
言葉とは時代によって移り変わるものですが、社会人なら常識として一般的な日本語の意味合いをおさえておきたいもの。
『二度と忘れない! イラストで覚える 大人の教養ことば』では教育学者・齋藤孝が、大人として身につけておきたい95個の日本語を解説!
間違えて使っている人が多い言葉から、使うと一目置かれるような素敵な言葉まで、大人として身につけたい言葉がたくさん収録されています。
大人の教養を身につけたい時にはもちろん、普段何気なく使っている日本語の意外な発見も楽しめる一冊です。
※本記事は『二度と忘れない! イラストで覚える 大人の教養ことば』(齋藤 孝/ワニブックス)から一部抜粋・編集しました
解説
弓道場の的は「得る」ものではなく「射る」ものですよね?
これは、道理に適っているという意味合いの「当を得る」との混同でしょう。どちらも似た言葉ですので、間違える人も多いことと思います。
こういった場合、ビジュアル的に弓道場の「的」に弓を「射る」イメージを思い浮かべておけば、間違えることが少なくなるはずです。そう、的は「得る」ものではなく「射る」もの。ちなみに、弓道の的の真ん中の黒点は「正鵠」「図星」。そこから、要点を捉えていることを「正鵠を射る」「図星を指す」といいます。
<続きは本書でお楽しみください>