『けがわとなかみ』(類家海/新潮社)第7回【全7回】
「食うもの」と「食われるもの」はともに生きることができるのか――? ある日、食べようとしていたうさぎに「好きです」と突然告白されたきつね。その日を境に、離れろと突き放しても、走って逃げても、うさぎは一生懸命に「あなたが好き」ときつねへ伝え続けるようになった。うさぎの情熱的なアプローチを受け続け、最初は戸惑っていたきつねの心も少しずつほぐれていく。果たして、「食うもの」と「食われるもの」の関係だった2匹は、どのような結末を迎えるのか?「泣いた」という声が続出! 異種同士の愛と友情を描いた感動物語『けがわとなかみ』をお届けします。