妊娠糖尿病を発症。「インスリンを打たない」にこだわり続けたワケ【作者インタビュー】

マンガ

公開日:2024/7/8

2人目妊娠したら糖尿病になった話

10万部のベストセラーとなった『月たった2万円のふたりごはん』の著者でイラストレーターの奥田けいさん(@kei__okuda)は、2人目の子どもを妊娠中に妊娠糖尿病と診断された。『2人目妊娠したら糖尿病になった話』は、食べることも甘いものも大好きな奥田さんが取り組んだ食事療法やリアルな生活を描いたコミックエッセイ。第10話では、インスリンを打たず、食事管理で治療することにこだわった理由について。

<妊娠糖尿病とは?>

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「妊娠中にはじめて発見または発症した、糖尿病にいたっていない糖代謝異常」のこと。

※本作で紹介するのは「妊娠糖尿病」です。「妊娠糖尿病」と「糖尿病」は異なる疾患ですのでご注意ください。

※本作で紹介する症状は、個人の体験談であり、すべての人に当てはまるものではありません。症状で悩んでいる方は医師・看護師等の専門家に相談してください。

2人目妊娠したら糖尿病になった話
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自分だけサラダチキンとおにぎり…気持ちが揺らぐことも

「しっかり食べて、ダメならインスリン打ちましょう」と言われても、食事管理だけで乗り切ろうと決意した奥田さん。だが「ピクニックのときに家族はマクドナルドを買っていて、自分だけサラダチキンとおにぎりしか食べられなかったときは、悲しくて気持ちが揺らぎました」と振り返る。

注射が嫌いという理由だけではなく、インスリンを打つと「真の糖尿病患者」になってしまう気がしたことも、食事管理だけで頑張ることにした理由のひとつだ。冷やご飯を食べたり、お米にもち麦を混ぜたり、少しでも血糖値の上昇を防ぐ可能性がある方法があれば取り入れた。偶然にも、奥田さんの周りの妊娠糖尿病患者は、インスリンを打たずに食事療法だけという人ばかりだったという。すべて和食に切り替える人など、それぞれ工夫をして妊娠糖尿病と闘っていた。

「ひとりでも多くの悩める妊婦さんが、安心して心おだやかにお産を迎えられるようになってほしい」という思いから、自身の体験を漫画にした奥田さん。本作をまとめた書籍も発売中だ。現在、妊娠糖尿病と闘う人たちはもちろん、その家族やこれから妊娠・出産を迎える人はチェックしてみてはどうだろうか。

■奥田けい
Instagram:@kei__okuda
X(旧Twitter):@kei__okuda

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