妊娠糖尿病になって食事療法を開始。サラダ生活のマンネリを打破したものとは【作者インタビュー】
公開日:2024/7/10
10万部のベストセラーとなった『月たった2万円のふたりごはん』の著者でイラストレーターの奥田けいさん(@kei__okuda)は、2人目の子どもを妊娠中に妊娠糖尿病と診断された。『2人目妊娠したら糖尿病になった話』は、食べることも甘いものも大好きな奥田さんが取り組んだ食事療法やリアルな生活を描いたコミックエッセイだ。第12話はサラダについて。糖質制限をしながらおいしく生野菜を食べるために行っていた工夫とは?
<妊娠糖尿病とは?>
「妊娠中にはじめて発見または発症した、糖尿病にいたっていない糖代謝異常」のこと。
※本作で紹介するのは「妊娠糖尿病」です。「妊娠糖尿病」と「糖尿病」は異なる疾患ですのでご注意ください。
※本作で紹介する症状は、個人の体験談であり、すべての人に当てはまるものではありません。症状で悩んでいる方は医師・看護師等の専門家に相談してください。
ノンオイルやポン酢も…意外と糖質が高いもの
糖質の量を制限するために、積極的に野菜を食べていた奥田さん。ただ料理をする時間が十分になく、おひたしや煮物よりも、ちぎって盛り付けるだけのサラダを食べることが多かった。ドレッシングなどをかけない状態で食べていたため、飽きを感じたころに見つけたのが、某高級焼肉店のドレッシングだ。
「ノンオイルドレッシングやポン酢は意外と糖質が高くてだめでした。だから、あのドレッシングを見つけたときはうれしくて興奮しました」
ドレッシングをつけると、しっかりとした味で、野菜もしっかり飽きずに食べることができた。だがほかのドレッシングと比べて値段が高い。そこでネットでレシピを検索して、家にある調味料を使って再現することにした。手作りだと早めに使い切らないといけないというデメリットはあるものの、十分においしかったという。
「プラスチックの容器に保存すると臭いが残ってしまうので、買って使い終わったドレッシングの容器を再利用すると、におい漏れや液漏れもしないのでおすすめです」
「ひとりでも多くの悩める妊婦さんが、安心して心おだやかにお産を迎えられるようになってほしい」という思いから、自身の体験を漫画にした奥田さん。本作をまとめた書籍も発売中だ。現在、妊娠糖尿病と闘う人たちはもちろん、その家族やこれから妊娠・出産を迎える人はチェックしてみてはどうだろうか。
■奥田けい
Instagram:@kei__okuda
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