母と娘2人の生活、乗り越えられたのは「我が家の習わし」があったから【作者インタビュー】
公開日:2024/7/14
日常の何気ない風景のなかにも喜びや驚き、発見がある。『アラフォーまきこのごゆるり家事』は、家事や育児など日々の暮らしを漫画にしたコミックエッセイだ。著者は、日雇いの仕事をしながらX(旧Twitter)やInstagramなどで漫画を発信する柿ノ種まきこさん(@kakinotane_m)。読む人をやさしい気持ちにさせる、オフビートでゆるい空気感で人気を呼んでいる。
第22話となる今回は「我が家の習わし」について。家庭内の雰囲気が明るくなる、楽しい習わしとは?
柿ノ種さんが幼いころを思い出すと頭に浮かぶのは、母親が自作の歌を歌っている姿だ。
「母は娘2人を育てながら仕事をして、怒濤の日々だったと思うのですが、こういった根明(というかおとぼけ?)な部分があったおかげで、私たち家族はいろいろなことを乗り越えられたのかなと思います」
この楽しい習わしは親から子、そして孫にも引き継がれた。
「私が『たこやきなんぼマンボ』という歌が好きで、『たこやきマンボ〜』と歌っていると、(娘の)なごみは『まんぼ!』と合いの手を入れてきます。CMで流れている歌も、好きでよく歌っています」
夫のサトルさんから引き継いだ習わしもある。
「サトルさんの実家では餅を、ハムとチーズ、のりで食べるんですよね。我が家はきな粉か、醤油にのりを巻いた磯部餅しか食べたことがありませんでした。なので少し驚きましたが、食
べてみるとおいしくて、毎年ハム、チーズ、のりで食べています。目玉焼きにかけるものとか、料理にはその家ごとに引き継がれている特徴が現れますよね」
日常を通して感じる何気ない喜びや驚きをつづった柿ノ種さんの作品。本作をまとめた書籍も発売中なので、気になる人はチェックしてみよう。
■柿ノ種まきこ
Instagram:@kakinotane_makiko
X(旧Twitter):@kakinotane_m