第13回「死にたがりの君に贈る物語」/鈴原希実のネガティブな性格がちょっとだけ明るくなる本

文芸・カルチャー

更新日:2024/10/21

この文章を書きながら、少しずつ気持ちの整理をつけていこうと思います。

まずこの物語は、タイトルにもある通り、色々な生きづらさを抱えている方に届いて欲しい物語だと感じました。

私もお手紙や、SNSのコメントなどで仕事や学校、人間関係等で悩みを抱えているというメッセージをよく頂くんです。

その度に言葉にしたい、伝えたいことは沢山あるのに伝えられないのがもどかしいなと感じていました。

私はいつもあなたの味方ですと伝えたいんです。

私はこの小説からも近しいメッセージを感じました。

この小説からは常に温もりが感じられて、抱きしめたくなるような物語だと感じたんです。
大切に胸にしまっておきたくなるようなお話。

詳しい物語はネタバレになってしまうので言えないのですが、少しでも辛いことやモヤモヤを抱えている人に届いてほしいと思える、そんな作品でした。

今すぐでなくていいので、ふと心細くなったときに読んでみてください。
きっと、あなたを支えてくれる物語になると思います。

鈴原希実

<第14回に続く>

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