体が震え、不安でおかしくなりそう…「弱いことはダメ」と思っていた自分に友人からのアドバイス【作者インタビュー】
公開日:2024/7/6
SNSでメンタルをテーマに、イラストと言葉を発信するなおにゃんさん(@naonyan_naonyan)。合わない職場環境が原因で、過去にうつ病と適応障害を発症したことがある。当時は休職することは「逃げ」だと思い、情けなさや恥ずかしさを感じていたという。だが「休職中に弱い自分を変えたい」と一念発起。病気から、会社から、日本からも全力で逃げたなおにゃんさんが気づいたこととは?
そんな実体験を基に描いたコミックエッセイ『うつ逃げ~うつになったので全力で逃げてみた話~』が同じような悩みを持つ人からの共感を得ている。第4話では、胸が突然ドキドキしたり、体に力が入らなかったりと、異変を感じるようになったときのことを描いている。なおにゃんさんに当時のことを聞いた。
「弱いことはダメ」と思い込んでいた
――友達に相談する前に、病院へ行こうと思ったことはありましたか。
そのときは「病院に行く」という発想はありませんでした。おそらく自分のなかにも多少なりの根性論みたいなのがあって「弱いことはダメ」「頑張れば解決できる」と思い込もうとしていたのかもしれません。
――心療内科の受診を勧められたときはどう感じましたか。
正直、びっくりしましたね。もちろん心療内科の存在は知っていましたが、自分とは無縁の場所だと思っていたので。でもあのとき心療内科へ行ってみて、本当によかったです。そのことも今後伝えていきたいと思います。
休職中の人や、休職を考えている人に向けて、自分の経験が少しでも役に立てばと描き始めた、なおにゃんさん。本作をまとめた書籍も発売中なので、気になる人はチェックしてみよう。
■なおにゃん
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