【漫画】『残業地獄のねこが転職するまでの120日間の記録』をイッキに読む

働き方改革関連法が2019年から順次施行され、さまざまな業界で働きやすい環境づくりが進んでいる。しかし社風が古かったり、人手不足だったりとさまざまな理由で根深く残っているのが、残業にまつわる問題だ。

漫画『残業地獄のねこが転職するまでの120日間の記録』の作者あおいしさん（@ao144444）も当事者のひとり。長時間労働の地獄から脱出しようと奮闘した自身の体験を描いた同作を、あおいしさんのインタビューとともに紹介する。第8話では、朝に目が覚めたものの、どうしても起き上がることができず、意を決して会社に休みの連絡を入れる。

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体からのSOSをきっかけに決意

当時のあおいしさんは、周囲から見ても「明らかに病んでいる」状態だったという。大丈夫かと声をかけられることもあったが、社内で噂が広まるのが怖くて、心の内を話すことはできなかった。

仕事を休んでも、気になってパソコンを開いてしまうこともあった。自宅にいても精神的に休むことはできず、「自分で自分を追い込んでいた」と振り返る。「（会社を）辞めたい」と伝えたことは何度かあったが、その度に話し合いになり、最終的には上司から退職を阻止された。

作中では、主人公・ねこくんがついに「辞めよう」と決意する。

「このときは体調がよくなくて、明らかに異常事態だったので、もう限界なんだと感じました。そして退職を阻止されないように、転職先を決めてから上司に伝えようと決意したんです」

体からのSOSをきっかけに、環境を変えることを決心したねこくん。本作をまとめた書籍も発売中なので、気になる人はチェックしてみよう。

※プライバシー保護の観点から個人が特定できないよう細部を変更しています。

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■あおいし
X（旧Twitter）：@ao144444
note：https://note.com/ao14/