退職届を出したことが社内に知れわたり…「繁忙期って知ってる?空気読めよ」【作者インタビュー】
公開日:2024/7/15
働き方改革関連法が2019年から順次施行され、さまざまな業界で働きやすい環境づくりが進んでいる。しかし社風が古かったり、人手不足だったりとさまざまな理由で根深く残っているのが、残業にまつわる問題だ。
漫画『残業地獄のねこが転職するまでの120日間の記録』の作者あおいしさん(@ao144444)も当事者のひとり。長時間労働の地獄から脱出しようと奮闘した自身の体験を描いた同作を、あおいしさんのインタビューとともに紹介する。第14話では、部長に退職届を出したことが会社中に知られていた――。
転職先が決まり部長に退職届を渡すと、「俺も辞めたいんだよ」「体調的にきつい」「上が厳しくてつらい」などと言われてしまう。部長は部長なりに悩んでいたことを初めて知った。
部長は「スピーカー」と呼ばれるほどに口が軽く、あおいしさんの退職話は社内でいっきに広がってしまう。同僚や部下には「辞めないでほしい」と言われたこともあり、「申し訳ない気持ちでいっぱいだった」と振り返る。
以前は「辞めるのをやめた」こともあった。
「そのときの退職理由は『体調不良』で、次の職場も決めていなかったので、引き留められると対抗する気力もありませんでした。今回は退職する決意が強かったので、まず転職先や入社日も決めた上で退職を報告しました」
果たして、ねこくんはこのまま無事に退職を迎えられるのだろうか。本作をまとめた書籍も発売中なので、気になる人はチェックしてみよう。
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■あおいし
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note:https://note.com/ao14/