退職があっさりと決まったと思いきや…夜中に上司から電話「話したいことがある」【作者インタビュー】
更新日:2024/8/12
働き方改革関連法が2019年から順次施行され、さまざまな業界で働きやすい環境づくりが進んでいる。しかし社風が古かったり、人手不足だったりとさまざまな理由で根深く残っているのが、残業にまつわる問題だ。
漫画『残業地獄のねこが転職するまでの120日間の記録』の作者あおいしさん(@ao144444)も当事者のひとり。長時間労働の地獄から脱出しようと奮闘した自身の体験を描いた同作を、あおいしさんのインタビューとともに紹介する。第15話では、退職があっさりと決まり「退職決定パーティー」をするが――。
居心地の悪い日々。「最後の頑張り」と耐えた
退職が繁忙期と重なってしまい、あおいしさんは「周囲に迷惑をかけている」と、申し訳ない気持ちでいっぱいだったという。職場での居心地は悪かったが、周りを気にしてばかりでは環境を変えることはできない。「最後の頑張りだ」と思って、耐えながら過ごした。
退職に向けて引き継ぎ資料を作りながらも、業務量は最後まで減らなかったという。
「辞める前日まで会議資料を作っていたので、『本当に辞めれるのか?』と疑ってしまうほどでした。退職するまで気持ちの面でもそれほど変化はなく、ただ淡々と仕事をしていました」と振り返る。
退職日を延ばしてほしいという上司の発言には、ショックを受けつつも「やっぱりな」と思ったそう。
「今までの経験から、そう簡単には辞められないという覚悟はありました。転職先が決まっていなければ、辞めることはできなかったと思います」
突然の上司の提案に、ねこくんはどう対応するのか。本作をまとめた書籍も発売中なので、気になる人はチェックしてみよう。
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