ついに残業地獄の職場から脱出!現状を変えたのは「強い意志」と「行動力」【作者インタビュー】
公開日:2024/7/19
働き方改革関連法が2019年から順次施行され、さまざまな業界で働きやすい環境づくりが進んでいる。しかし社風が古かったり、人手不足だったりとさまざまな理由で根深く残っているのが、残業にまつわる問題だ。
漫画『残業地獄のねこが転職するまでの120日間の記録』の作者あおいしさん(@ao144444)も当事者のひとり。長時間労働の地獄から脱出しようと奮闘した自身の体験を描いた同作を、あおいしさんのインタビューとともに紹介する。第18話では、15年間勤めた会社をついに退職する。
「強い意志」と「行動力」で現状を変えた
2週間ほどで引き継ぎ資料を作り上げたあおいしさん。さまざまな業務に携わっていたため、ファイルを4冊に分けて「部長取り扱いマニュアル」も作成した。退職できることの解放感から、「部長係」と呼ばれたことに対するモヤモヤも消えていた。
部長からの餞別の中身はお菓子だった。「消えものでよかったです」とあおいしさん。
「漫画には描いてはいませんが、私からもあいさつをする際に、上司にはお菓子のギフトを渡しました。職場の人たちにも、小分けで食べられるお菓子を置いて立ち去りました」と当時を振り返る。
残業地獄からの脱出を遂げたあおいしさんに、労働環境を変えるために必要なことは何かを尋ねてみた。
「昔は『会社を辞めたい』と思っても、特に行動を起こさず、我慢して働いていました。でも本気で転職を考えたときに、自分自身にまったくスキルがないことに気づき、まずは資格をとることから始めました。実際に行動してから転職が決まるまでは、本当にあっという間でした。現状を変えたいという『強い意志』と『行動力』が必要だと身をもって痛感しましたね」
長時間労働の地獄から脱出しようと奮闘した体験を漫画にしたあおいしさん。本作をまとめた書籍も発売中なので、気になる人はチェックしてみよう。
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■あおいし
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