不登校や過度な課金に陥る可能性も…? ゲームに熱中する子どもと親の不安/うちの子、ゲームして動画ばっかり見てますけど大丈夫ですか!?⑤
公開日:2024/7/20
コラム2 言語化、可視化が効果的
まずは「モヤモヤ」をクリアにしよう!
「なんとなく良くない気がする」そう思っている大人は多いはず。なんとなく食事中は見ない方がいい、なんとなく寝る前はやめさせたい、なんとなく外でゲームするのってどうなの? …など。だから「もうやめたら?」と曖昧に注意してしまいますが、まずはその「なんとなく」というモヤモヤをクリアにしてみることをおすすめします。
適当な注意をしていませんか?
ひと昔前、今の親世代がよく言われたのは「テレビばっかり見てないで本を読みなさい」というセリフ。そう言われて言うことを聞いた人がどのくらいいるでしょうか。それは親の注意の根拠がはっきりしないので、「親も適当に注意してるなー」と聞き流していたからかもしれません。
子どもが手放したくないくらい大好きなこと(ゲームやスマホ)に一定の制限をかけるのであれば、こちらもそれなりの根拠をもたないと届かないはずです。
「どういう行為」が「どうして心配?」
さて、何が心配なのか? それはどうしてなのか? を考えてみましょう。例えばアベさんが考える子どもの「モヤモヤ行為」に基づくモヤモヤポイントは、
●動画より映画を観てほしい
●ゲームより外で元気に遊んでほしい
●スマホより本を読んでほしい
●勉強してほしい
でした。多くの人が「そうそう!」とうなずく姿が見えるようです。次にその行為にどうしてモヤモヤするのか考えてみましょう。
<第6回に続く>