復職に向けた面談で「会社にとって自分はお荷物」と感じて…。悩んだ末に出した答えは?【作者インタビュー】
公開日:2024/7/20
SNSでメンタルをテーマに、イラストと言葉を発信するなおにゃんさん(@naonyan_naonyan)。合わない職場環境が原因で、過去にうつ病と適応障害を発症したことがある。当時は休職することは「逃げ」だと思い、情けなさや恥ずかしさを感じていたという。だが「休職中に弱い自分を変えたい」と一念発起。病気から、会社から、日本からも全力で逃げたなおにゃんさんが気づいたこととは?
そんな実体験を基に描いたコミックエッセイ『うつ逃げ~うつになったので全力で逃げてみた話~』が同じような悩みを持つ人からの共感を得ている。第18話は、復職の面談について。休職期間が終わったらどうするのか、決断に迫られたときのこと。なおにゃんさんに当時のことを振り返ってもらった。
せっかく入れた会社「簡単に手放していいの?」と迷い
――面談中はどのように感じていましたか?
面談は1時間くらいだったと思います。でも、あまりに気まずくて、早く終わってほしいと思っていたので、体感では6時間くらいあったように感じました…(笑)
――今回は、会社を辞めるという大きな決断をしました。
やはり会社を辞めてしまうと、安定した収入がなくなるという怖さがありました。また、このときもまだ新卒で入れた会社に対する執着みたいなものがあって「せっかく入れた会社なのに、簡単に手放していいのか?」という気持ちも強く、すぐに決断することができませんでした。
――絵本作家の方から「せっかくだから自分で絵も描いてみたら?」とアドバイスを受けたときの気持ちは?
大人になってから絵を描いているのは、美大などでちゃんと絵を勉強した人だと思っていたので、自分には到底無理だと思っていました。あと、編集の仕事をしていたときに、めちゃくちゃ絵がうまい画家さんにたくさん出会ったので、余計に「自分にはできない」という思いが強かったです。でも、やってみると意外とできることもあるので、まずは試しにやってみることって大事だと学びました。
ついに会社を辞めようと決意したなおにゃんさん。彼女はこれから、どのように前進するのだろうか。本作をまとめた書籍も発売中なので、気になる人はチェックしてみよう。
■なおにゃん
X(旧Twitter):@naonyan_naonyan
Instagram:@naonyan.naonyan