味噌汁より東京の「映え飯」が食べたい! 青森から夜行バスでやって来た女子高生たち/29時の朝ごはん2⑬

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更新日:2024/8/13

鼻腔癌になった話

夫と2人の子どもと、幸せに暮らしていた主婦のやよいかめさん(@yayoi_kame)。鼻詰まり症状がなかなか治らず、病院へ行くと鼻腔(びくう)ガンだと判明した――。

突然ガン患者となり、治療を経てガンサバイバーとなったやよいかめさんが、闘病生活や家族との触れ合いを丁寧に、そしてときにはコミカルに描いた漫画『鼻腔ガンになった話』が話題だ。今回は書籍では描かれなかった入院中のエピソードをやよいかめさんのインタビューとともにご紹介。ある夜、知らない番号から電話がかかってきたので折り返してみると…。

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病気のこと、どこまで伝える?

――突然「ママさんバレー」に誘われて驚きましたよね。

最初は「学校からのお知らせかなぁ」と思いました。病気のことは学校の先生に話しておけば、子ども会や学校の役員の人にも連絡が伝わるものかと思っていましたが、まったくそうではありませんでした。特に子ども会や学童、町内会は、学校とは別の組織なので、そちらにもあらためてお話ししないといけなかったのだと、後でわかりました。

――誰に伝えるのか、悩む人も多いですよね。

子どもたちが仲良くなった友達の親御さんには、伝えておくべきだったと、後から感じました。うちの子どもから断片的に伝わると、ものすごく心配させてしまいますし、知ってもらった方がモヤモヤさせなくていいのかなぁと思いました。実際にガンのことを話すと、「大変なときは子どもを預かるよ」と優しく声をかけてもらったこともあり、味方が増えたようでとてもうれしかったです。

家族や周囲に支えられながらポジティブさを失わず闘病生活を乗り切っていく様子を描いたやよいかめさんの作品。2人に1人がガンになるといわれる今、その実体験は多くの人の参考になるに違いない。

<第13回に続く>
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