“大人のいい女”を装っていても本当は… 初心ヒロイン×裏の顔を持つ完璧王子のオフィスラブ
PR 公開日:2024/7/11
電子書籍が750万ダウンロードを突破した、大人気作品『俺だけ見てろよ』(村崎翠:作画、佐倉伊織:原作/スターツ出版)。本作の主人公は、大手文具メーカーでバリキャリの営業として働く高遠鈴乃(たかとお・すずの)。かつて地味だった見た目をバカにした人を見返すため、大学を卒業してからは“大人のいい女”として立ち回ってきた。本当は自信がないからこそ、自分に魔法をかけるように服装やヘアセット、メイクと努力を欠かさない。
そんな鈴乃の会社で社内の王子様的存在として君臨するのが、第2営業部のエース渡会瑞樹(わたらい・みずき)。容姿が整っているうえ、仕事もできる優良物件として女性社員からの人気はすさまじく、少し会話しただけで嫉妬されてしまうほどだった。社内で完璧と評価される2人は、鈴乃が売りたい「握力が弱い人のための文房具」の販売に渡会が協力したことがきっかけで距離を縮めていく。
ひとりで残業をしていた鈴乃は、ひょんなことから渡会に素の自分を見られてしまう。そんな鈴乃を、渡会は「ボールペンが売れたことへの祝杯」といって飲みに誘う。完璧王子がそこで見せたのは、普段とはまったく違う“素”の姿で――!?
まるで少年のような屈託のない笑顔に注目したい。完璧王子と素のギャップに、思わずときめいてしまうのではないだろうか。何より、渡会の素を見られるのが鈴乃だけというポイントにさらに胸キュンが止まらなくなってしまう。このままふたりの恋がはじまる…のかと思ったら、実は鈴乃には高額な借金があることが発覚し、物語は急展開を迎える。
知人の連帯保証人になっていた親の借金を肩代わりしている鈴乃。闇金から借りていたことで、いくら返済しても元本が減らなかった。そんな鈴乃に対し、まるでヒーローのように「自分が力になる」と言い切る渡会。鈴乃を見つめる真剣な表情に、思わずドキっとしてしまう。その顔の裏には読者が想像もつかないほど大きな感情を隠していそうで、今後の展開が気になって仕方ない。
本作で何より注目したいのが、渡会の「イケメンすぎる発言」だ。シャワー終わりの水もしたたる良い男から「ふっメイク?しなくたってかわいいよ」と言われた日には、ドキドキしすぎて倒れてしまうかもしれない。きっと脳のキャパシティが追いつかず、赤くなるしかないだろう。
また、鈴乃の努力を決して見逃さず、労わってくれる優しさもたまらない。それこそ、本当に王子様みたいなのだ。自分に圧倒的な好意を寄せるスパダリ(=スーパーダーリン)より良い男はいないだろう。靴擦れやマメで傷だらけの足を「働き者の足だ…綺麗だよ」と言いながら手当てしてくれるイケメンに、どうしてときめかずにいられるだろうか。
本作は、読めば読むほど胸キュンが加速するオフィスラブ作品だ。どの話を読んでも、渡会のギャップにドキドキせずにはいられない。忙しくて生活に潤いが足りていないと感じている人や働く女性は、きっと本作を心から楽しめるだろう。紙の書籍では2巻で完結しているので、ぜひ最後までふたりの物語を見届けてもらいたい。