『彼女、お借りします』の作者・宮島礼吏氏が手掛ける禁断の同居ラブコメ『紫雲寺家の子供たち』。同作の最新4巻が、2024年7月17日（水）に発売された。テレビアニメ化も決定した大人気作は最新刊にて、不穏な展開を迎えるようで……？

『紫雲寺家の子供たち』の舞台は、東京都世田谷区に居を構えている紫雲寺家。一代で財を成した起業家と7人の子どもたちが住んでおり、彼らはスポーツや勉学はもちろん、バツグンのルックスを兼ね備えている。しかしある日、きょうだいたちは父から血縁関係がないことを聞かされた――。

　きょうだいのうち、男性は主人公の新と弟の志苑のみ。ほかの5人は女性で、はたから見ればハーレム状態なので羨ましがる声も少なくはない。しかし新は全員を家族として愛しており、血縁関係のことを明かされた後も今まで通りに振る舞おうとしていた。

　だが五女・ことのが新へ好意を伝えたことを皮切りに、きょうだいたちの関係が一変。三女・謳華が「人として」と前置きしつつも「すき」と告白し、それを目撃した四女・南も男性として兄を意識し始める。さらに次女・清葉は思わせぶりな行動を繰り返すなど、すぐにでも新を巡る争いが勃発しそうな気配が。

　そんな中、コミックス最新4巻では“あること”に思い悩む謳華が突如として失踪。そこで新は家出少女となった妹を捜索しに向かうのだが……。

　ますます気になる展開を迎える『紫雲寺家の子供たち』。今年の2月にはテレビアニメ化されることが発表されており、家族の絆と禁断の恋、二つを天秤にかけた姉妹たちの揺れ動く心境がどのように描かれていくのか、早くも期待の声が続出している状況だ。

　キャストや放送日など詳細は未定だが、コミックス1巻の発売を記念して公開されたPVでは、ナレーションおよび5姉妹の声を『【推しの子】』の星野アイ役などで知られる人気声優・高橋李依が担当していた。はたして1人5役が継続されるのか、続報を待とう。

　ちなみに『紫雲寺家の子供たち』最新4巻の発売日には、同じく宮島の『彼女、お借りします』コミックス最新37巻も発売された。新章「彼女と初デート編」に突入し、木ノ下和也はついに“レンタルじゃない”水原千鶴とのデートに挑んでいく。

　ヒットメーカー・宮島氏の二大ラブコメ作品を、この機会にぜひチェックしてみてほしい。