どこにでも三毛猫を連れ歩き「猫太夫」と呼ばれる花魁。1人と1匹の出会いとは/猫絵十兵衛⑦
公開日:2024/7/29
『猫絵十兵衛 御伽草紙』(永尾まる/少年画報社)第7回【全12回】
鼠除けの「猫絵」を描く絵師・十兵衛は、人間語を理解するキセルをくわえた怪猫・ニタと一緒に、三笠長屋(別名・猫丁長屋)に暮らしている。十兵衛が描いた絵にニタが念を込めると、まるで生きているように絵の猫が目を開け、不思議な力を得るのだった。十兵衛が住む長屋の隣には、病に伏せるワケあり老人や、猫が大っ嫌いの冴えない浪人など、ひたむきに毎日を生きる人々がいて…猫を通じてさまざまな人情噺が巻き起こる!『猫絵十兵衛 御伽草紙』で、江戸を舞台に繰り広げられる、猫と人間のちょっと不思議な日常をお楽しみください。