辛い時期を乗り越えたMEGUMIが語る美容のちから!自分で自分を好きでいるための『心に効く美容』

健康・美容

公開日:2024/8/7

心に効く美容
心に効く美容』(MEGUMI/講談社)

 おすすめする美容法・製品は大ヒット。売り切れが続出し、もはや美容業界では「MEGUMI買い」という言葉が生まれているほどです。著書も累計60万部という大記録を打ち立てているそんなMEGUMIさんの新刊心に効く美容』(MEGUMI/講談社)が発売されました。

 待望の新作、私もいちファンとしてとてもうれしかったのですが、正直なところ「今出すの?」とも思いました。というのも、MEGUMIさんは最近離婚したという報道を聞いたばかりだったからです。

 疲れているときにお風呂に入るのがしんどいように、元気がないと美容なんてできないものなのでは……?と疑問と不安を抱えながら読み始めましたが、辛い時期を乗り越えて、彼女がたどり着いた生き方について多くのページが割かれた、まさに今のMEGUMIさんだから書ける内容でした。

advertisement

■まずは自分自身の心の状態を把握することから

 最近、傷つきましたか?

 変な質問かと思うかもしれませんが、大人になると、日常を送るのに必死になり、自分自身と向き合うことが難しいときもありますよね。MEGUMIさんも、自分の気持ちや身体がどんな状態なのかわからないまま走り続けていた時期があったようです。

 逆にどうしてわかってくれないの、と周りを恨んでしまうこともあるでしょう(私も思い当たるふしが……)。子どもならば、誰かが察してくれます。大人はそうもいきません。

ここはひとつ、誰かに期待するよりも「自分の感情は自分でたづなを引く」と腹をくくりましょう。
そしてあなた自身を褒めてあげること。日本人は真面目だから、もっと頑張れたはず……と自らを責めてしまいがち。でも「よく耐えたよ!」「よく出来てるよ!」とひとつひとつを認めてあげられたら、少しゆるむことができて楽になれます。

『心に効く美容』より

「姉さん」と呼ばれ、サバサバして強い女性といったパブリックイメージがあるMEGUMIさん。本文中に「弱いまま、強くなる」というフレーズがあるように、長い芸能生活でカウンセリングやセラピーに通ったこと、人生で一番の大きな別れなどつらい経験も率直に書かれています。

■外側からアプローチすることが、心の支えになる

 つらかったり、落ち込んだりすると、ただベッドの上に丸まってじっとしてしまう。誰しも、多かれ少なかれ経験があるはずです。

生きていると、大小問わず本当にいろいろな悩みがあります。落ち込んだときは「このまま何もしたくない」という気持ちに支配されがちですが、そんなときこそ、心の外側からのアプローチで自分を優しく包んであげてみてください。

『心に効く美容』より

 そんな時、あえて外側からアプローチすることが、解決の端緒になることもあるのだそうです。

 身体を動かす、お風呂で癒される、信頼できる人に話を聞いてもらうなど、できることをやってみる。実際にMEGUMIさんがやっている美容法やアプローチについても、たっぷり紹介されています。中には「背中を大きく20回ほどぐるぐる回す」といった、お金も手間もかけず、すぐできることも。「これならできそう」というものが見つかるでしょう。

■老いていくことは避けられないから、どう生きるか

 人が生きていく上で、老いは避けられません。MEGUMIさんも20代後半で「劣化」を騒がれ、つらい思いをされたようです。そもそも、人様の外見を悪辣に表現すること自体、きわめて失礼な行いだと思いますが……。

 健康寿命が延びた今、イコール、老人でいる期間が長くなるということです。それを嘆いて暮らすか、「成熟」を手に入れるためにどう動くか。自分で自分を好きでいるための、MEGUMIさんが読者に送る様々なエールとヒントが鏤められています。

 芸能人として第一線で活躍しつつ、カフェの経営、映画やコスメのプロデュースなど、さらに活躍の場を広げているMEGUMIさん。これから、新時代のアイコンとして、ますます輝いていかれるのでしょう。

文=宇野なおみ

あわせて読みたい