『機械じかけのマリー』でお馴染みの人気漫画家・あきもと明希の最新作『まいりましたと言わせたい』コミックス第1巻が、2024年8月5日（月）に発売。思わず頬が緩んでしまう“仁義なきラブバトル”に、早くも多くの読者から大きな反響が巻き起こっているようだ。

　“超”真面目な女子高校生・常森紅緒（つねもり べにお）と、ひょうひょうとした不良イケメン男子高校生・綿貫那由多（わたぬき なゆた）による“ハニトラ合戦”の模様が描かれていく同作。

　幼馴染の関係にある紅緒と那由多には、「ある因縁」があった。実を言うと2人ともヤクザの家の生まれで、「常森組」と「綿貫組」は長年にわたって縄張り争いの抗争を続けている。

　血なまぐさいドンパチだけではなく、ツイスターゲームやテレビゲームなどあらゆる勝負を繰り広げてきた両組。しかし一向に決着はつかず、争いの行方は次期組長の紅緒と那由多に委ねられる。話し合いの中で「あまり危険なことはさせたくない」「なるべく平和的でサツに見つからないような規模の小さい」「今までに一度もしてこなかった」といった条件が提示され、その結果相手を惚れさせて「まいりました」と言わせたほうが勝者となる“ハニートラップ勝負”が執り行われることになった。

　真面目な紅緒は縄張り争いを制するべく、猫耳メイドに扮したりバレンタインに手作りチョコレートを用意したりと、あの手この手でメロメロ作戦を決行。そんなアプローチをひょうひょうと受け流しているように見える那由多だが、実は昔から紅緒に片思いをしていて……。

　家業を守るために全力で惚れさせたい紅緒に対し、勝負の行方にまったくと言っていいほどこだわっていない那由多。むしろ片思いを成就させたい気持ちのほうが大きいが、想いを伝えても紅緒はハニートラップと思い込んでいるため、ほとんど意味をなさない。

　そんな二人が絶妙にすれ違いつつも、お互いをオトすために仁義なき戦いを繰り広げていく『まいりましたと言わせたい』。まだ連載が始まったばかりにもかかわらず、多くの読者から「紅緒の『ぐぬぬ』が可愛すぎる……」「ニヤニヤしながらず～っと見ていられる楽しさと可愛さ」「ほっこり幸せな気持ちになれるあきもと先生らしい作品」「那由多くんが激重過ぎるけどそれ込みでとてつもなく顔が好きすぎる」といった“まいりました”の声が飛び交っている。

　堅物でどこかポンコツな紅緒と、軽薄に見えつつも重い愛を秘めている那由多。果たしてどちらが先に「まいりました」と言うのか、ぜひコミックス第1巻をチェックしてみてほしい。