仕事や育児で疲れた日にもお役立ち! 包まなくても絶品餃子など、節約&時短の夕食レシピ集

暮らし

公開日:2024/8/8

仕事帰りでも作れる! 家族が喜ぶ すぐできごはん
『仕事帰りでも作れる! 家族が喜ぶ すぐできごはん』(低空飛行キッチン(調理師免許)料理のハードルを低くする人/KADOKAWA)

 外食はお金がかかるし、家族分を作るとなるとスーパーの総菜や冷凍食品も意外とお金がかかるもの。「毎日の献立を考えるのが面倒!」という人は多いはず。毎日の通勤時間や休み時間でレシピを検索して、仕事帰りにスーパーに行って材料や調味料を買っても、結局中途半端に残ってしまったり、賞味期限が切れてしまったり……。

 そんな悩みを解決してくれるのが『仕事帰りでも作れる! 家族が喜ぶ すぐできごはん』(低空飛行キッチン(調理師免許)料理のハードルを低くする人/KADOKAWA)です。

 猛暑が続く中、キッチンに立つ時間は減らしたい、でもごはんを食べながらビールでプハーッと1日の疲れを癒やしたい。子どもや夫が「美味しかった!」と完食してくれるおかずを手間なく作るにはどうしたらいいだろうか。そんなことを思ってパラパラと本書をめくってみると、どれも身近な食材や冷蔵庫にある調味料でできそうなものばかり。「フライパンで6分」「ポリ袋で3分」といった調理にかかる時間の目安の表示も親切です。

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 どれも美味しそうですが、ビジュアルのインパクトにも惹かれた「包まない時短餃子」を作ってみました。時期的に白菜をキャベツにしましたが、タネはザクザク野菜を切って豚ひき肉や調味料と一緒にポリ袋に入れ、袋の上からもむだけ。フライパンに餃子の皮を並べたらタネを絞り出し、さらに皮をのせて焼くだけで完成! 包まないのでいつもの労力のおよそ9割減ででき上がります。

みじん切りにした野菜とひき肉、調味料をポリ袋に入れて混ぜる
みじん切りにした野菜とひき肉、調味料をポリ袋に入れて混ぜる
油を敷いたフライパンに餃子の皮を10枚並べる
油を敷いたフライパンに餃子の皮を10枚並べる
餃子のタネを袋から絞り出し、その上に餃子の皮を10枚かぶせてから火をつける
餃子のタネを袋から絞り出し、その上に餃子の皮を10枚かぶせてから火をつける
水を真ん中の穴の部分の注ぎ、ふたをして焼くだけ!
水を真ん中の穴の部分の注ぎ、ふたをして焼くだけ!
あっという間に完成。キッチンバサミでカットして食べました。
あっという間に完成。キッチンバサミでカットして食べました。

 さて、ビールと一緒に実食した感想は、「こんなに簡単なのに、餃子感が半端ない! やっぱり餃子は自分で作るに限る!」です。皮のパリパリ部分が好きという人は、むしろ包まない餃子のほうが、両面がパリパリになるのでおすすめかもしれません。

 餃子の皮は、20枚入りを使ったので全て使い切りましたが、余った餃子の皮で作れるピザやキッシュ、ハムチーズ餅パイといったアレンジレジピも載っているので、次は作ってみたいと思います。

 著者の低空飛行キッチン(調理師免許)料理のハードルを低くする人さんはインスタグラムで人気に。小さい子どもがいる日々の実生活から生まれた時短&節約アイデアは、仕事や子育てに忙しい世代だけでなく、自炊を始めたばかりの学生や新社会人、子育てが終わった夫婦ふたり暮らし世帯にもぴったり。毎日の食事作りの頼れる味方になる本です。

文=長谷川華

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